今季途中までカリアリを率いたマッシミリアーノ・アッレグリ監督の未来は、もはや決まったようだ。同監督は22日、ミランのオーナーであるシルヴィオ・ベルルスコーニ氏とアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役、アリエド・ブライダGM(ゼネラル・マネージャー)と昼食をともにした。お互いのことを知り、話をして、ひょっとしたら詳細についても検討したかもしれない。

ベルルスコーニ・オーナーの家を出る際、2つの車のうちの一つには、ガッリアーニ代表取締役と一緒にアッレグリ監督が座っていた。まだサインをかわしたわけではないが、同監督がミランの新しい指揮官になることはほぼ確実だろう。ベルルスコーニ・オーナーは許可を出す前に、直接彼と会うことを望み、ガッリアーニ代表取締役と一緒に家へ招いたのだ。

だがいずれにしても、アッレグリ監督はすでにミランにいるフィリッポ・ガッリ下部組織監督、マウロ・タッソッティ現助監督との争いを制したようである。おそらくは、月曜に正式発表となるだろう。タッソッティ助監督はチェーザレ・マルディーニ、カルロ・アンチェロッティ、レオナルドと、歴代監督の下でアシスタントを務めてきた。ミランが彼を諦めるのは難しいだろう。アッレグリ監督にとっても貴重な存在となるはずだ。

ベルルスコーニ・オーナーもアッレグリ監督のことを気に入っているようである。同オーナーが攻撃的な指揮官を好むのは周知の事実で、アッレグリ監督の4-3-1-2は完璧と言えるだろう。これから、直接やり取りする中で詳細が固まっていくだろうが、現時点でクラブとアッレグリ監督は良いフィーリングを感じているようである。