アイスランドの火山噴火による火山灰の影響で、飛行機が使えなくなったことから、インテルとのチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグに向け、バスでミラノへと向かったバルセロナ。カンヌで1泊したチームは19日、残りの350キロを移動する。18時15分にはサン・シーロで前日会見が行われ、19時には最終練習が予定されている。

もちろん、理想的な移動ではないが、ペップ・グアルディオラ監督が招集した20人のメンバーには、試合まで24時間が残されている。18日午前に行われた短い練習の後、MFセルヒオ・ブスケッツは、「まったく言い訳にならない。シーズンのこの時点でになれば、移動も試合数が多いことも、言い訳には当たらない。いつものように、僕らは勝つために行く」と話している。

さらにブスケッツは、むしろ1000キロの行程が、グアルディオラ監督が望むように、選手間に家族のような雰囲気をつくる助けになると話している。いずれにしても、ミラノへ来るバルセロナはほぼ万全のメンバーだ。確かにMFアンドレス・イニエスタは負傷でいないが、FWズラタン・イブラヒモビッチは回復しており、エスパニョールとのダービーでラスト10分間に出場している。また、DFエリック・アビダルもいる。

なお、21日に行われるもう一つの準決勝ファーストレグで、バイエルン・ミュンヘンと対戦するリヨンも、バスでドイツへ向かうことになった。リヨンは19日13時30分に出発し、シュトゥットガルトで
1泊してから、20日午前にミュンヘンへ到着する予定だ。