日本テレビ「NEWS ZERO」(6日放送分)では、W杯開幕まで後2カ月となった日本代表・岡田武史監督に、元日本代表選手で12年前には岡田監督の口から代表落選を言い渡され、三浦知良とともにW杯出場の夢が断たれた現サッカー解説者・北澤豪氏がインタビューを行った。

「岡田さん、NEWS ZEROってしってます?」という北澤氏に、岡田監督は「俺、テレビほとんど見ないからダメなんだよ。テレビの話しないで」と苦笑いを浮かべるも、W杯開幕に向け、チームの仕上がりを訊かれれば、「あとは、僕がどういうシュミレーションでもってくかっていうこと。これが思い通り進んでいるかどうかっていうのは、毎日のたうちまわるくらい苦しんでいる」と語った。

また、残された期間には、「去年の10月、11月のシリーズが終わった時点で、勝負は5月のキャンプだなって思ってましたから。こっからが一番大変なところ」といい、具体的な対戦相手=カメルーン(6月14日)、オランダ(6月18日)、デンマーク(6月24日)については「こっからは対戦相手も決まっている。戦い方も分かる。メンバーも決まっている。力の差を冷静に分析したら、真正面からいったらやっぱり3試合ともキツイよね。じゃあ、自分達の良さを消さないようにしながら、相手の良さを消すことも考えなきゃいけない」と、その胸中を明かした。

その他にも、北澤氏から「岡田さんにとってのW杯とは?」と尋ねられると、「若造みたいに夢の舞台とかいえないしな。別に俺にとって夢の舞台ではないし、リアルな現実である意味めっちゃ怖いところ。チャレンジする修行道場。僕らの仕事は結果を出して、初めてモノがいえるところがあるんだよね。結果っていうのは今回が特に、4回目のW杯で大事だと思ってるし、この仕事を引き受けた時から、何が大事かっていったら、チャレンジすることだと思ってんだよ」と熱く語る岡田監督だった。