オリンパス、銀行出身の木本会長の反対・棄権票が約35%に

オリンパス、銀行出身の木本会長の反対・棄権票が約35%に
4月20日、オリンパスは、臨時株主総会で承認された取締役の議決結果について、三井住友銀行元専務で会長に就任した木本氏の賛成票が約64%で、残る35%程度が反対票や棄権だったと発表した(2012年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 20日 ロイター] オリンパス<7733.T>は20日、同日の臨時株主総会で承認された取締役の議決結果について、三井住友銀行元専務で会長に就任した木本泰行氏の賛成票が約64%で、残る35%程度が反対票や棄権だったと発表した。
取締役の選任は出席株主の過半数で決議するが、銀行出身の取締役に懸念を表明していた海外株主を中心に反対が膨らんだとみられる。
新社長の笹宏行氏に対しては、反対票・棄権票は約29%で、賛成票は約71%だった。また、三菱東京UFJ銀行元執行役員の藤塚英明氏の取締役就任については、反対と棄権票が約30%で、賛成票は68%超。
米議決権行使助言会社のISSは木本氏、笹氏、藤塚氏の3人の取締役選任に反対するよう機関投資家に助言していた。
(ロイターニュース 村井令二)
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