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ライフハッカー編集長(見習い)の尾田です。もう少ししたら、読者のみなさんにもご挨拶できると思いますが、今のところ入社2日目、まだまだ社内研修レベルの身です。新しい職場環境に慣れるのはなかなか大変ですね。

そんな折、会社の窓から外を見渡せばそろそろ落葉の気配...。こんな日はホットコーヒーでも飲みながら気分を落ち着かせたいものです。日頃から職場でも美味しいコーヒーを飲みたいと思っている私は、ひそかに一人用のコーヒーメーカーをデスクにおいて愛用していました。大量に作って煮立てる業務用のコーヒーサーバーに比べるとなかなかの味なのですが、毎回分解して洗わなければいけないのが玉に瑕。もっと手軽に作る方法がないかと模索していたところ、頑固偏屈珈琲命さんのブログで「手作りワイヤードリッパーのすすめ」という記事を発見しました。

 

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一人用ワイヤードリッパー

ご覧のようにワイヤーを加工したごくごくシンプルな作り。素材はアルミ線を使えば、柔らかいので簡単に作ることができるそうです。特筆すべきはその味。「市販のペーパーフィルターでは、お店のように濃く作れない!」という原因が、ペーパーフィルターの「底辺の長さ」にあるとして、あえて独特な折り方をすることで、粉の層を深くとれるようにしています。

また、フィルターをささえる接点が針金のところだけなので、ペーパーの広い面積から無駄なくコーヒーが抽出され、側面にガスがたまって味を損ねるという問題も見事に解決しています。カリタやメリタ製のドリッパーの内側に溝が刻まれているのもこのためですが、こちらのほうがより効果的。

針金のほうがよいと、あえてアウトドア用の折りたたみ式ドリッパーを愛用するコーヒー通もいるぐらいですから、その効果は保証付きといえるかもしれません。なによりコストがかからず(針金代のみ)、使い終わったらコーヒーペーパーを捨てるだけなので扱いがラクというのが嬉しいですよね。

頑固偏屈珈琲命

(尾田和実)