子どもの頃、万華鏡のなかのきらめく世界に憧れていました。
実はこれ、日本人アーティストの白根昌和さんと宮崎沙綾さんが作った「おおきな万華鏡」なんですって。Garden は1,100枚におよぶ三角形のミラーシートをジッパーで繋げている万華鏡で、その構造は折り紙を参考にしているそうです。この作品、運送用コンテナに収まるくらいの小ささではありますが、作品のなかに人が入るには充分な大きさです。
白根さんはネタ元Spoon and Tamagoのブロガーに「世界で初めてのジッパー建築をつくりたかった」と説明しています。「つまり、この多面体はジッパーで全部繋がっているんです。多彩な変化を作るため窓のように開閉できる面もあります。」とのこと。ジッパーの着脱の簡単さのおかげで、この展示品は全部ひっくるめてたったの4時間で組み立てられるんだそう。
この作品は2013年の神戸ビエンナーレのアート イン コンテナ国際展でお披露目され、CSデザイン賞の優秀賞を受賞しています。白根さんと宮崎さんは2007年からこのような作品を手掛けており、そのときからジッパー建築の可能性を模索していたんだとか。
一度は足を踏み入れてみたいですね。
Images via CS Design Awards
source: Spoon and Tamago
Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(たもり)