ユヴェントスFWアレッサンドロ・デル・ピエーロは、シーズン後にニューヨークへ行くことを真剣に考えている。彼の元には、NYレッドブルズからの魅力的なオファーが届いており、デル・ピエーロは近いうちに答えを出すだろう。

デル・ピエーロがユーヴェのバンディエーラ(シンボル)であるのは間違いなく、そのユーヴェとあと1年の契約を残しているのは事実だ。だが、ユーヴェは変化が起きているところで、NYからの誘いを受ける彼が受ける可能性はある。彼はすでに家族でその話をしており、子供の引っ越しに関する問題など、すべてを考慮しているところだ。

アメリカはますますサッカーへの飢えを増しており、来シーズンから大きな投資をするのも不思議ではない。MLS(メジャーリーグサッカー)はすべてのチームが2人のスター選手を保有できることを決定した。現時点ではサラリーキャップを超える選手は1人しか保有できないが、来シーズンからそれが2選手となるのだ。

つまり、デル・ピエーロは別のビッグネームと一緒にプレーできるようになるのである。MLSがレアル・マドリーFWラウール、バルセロナFWティエリ・アンリらの獲得に動くと言われているのは偶然ではない。

デル・ピエーロがユーヴェでの将来(おそらくは幹部)を考えているのは当然だ。だが、しばらく離れることは、彼の役割が変わることをユーヴェが消化する助けとなり得る。トロントへ旅立った経験を持つ、ロベルト・ベッテガ現副GM(ゼネラル・マネージャー)と少し似た形だ。