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北朝鮮、米国の核戦略体制の見直しに反発

2010年4月10日 2:54

 アメリカ・オバマ政権が発表した核戦略体制の見直しで、核兵器の使用を限定する対象から北朝鮮やイランを除外したことに対し、北朝鮮は9日、反発し、「アメリカの核の脅威が続く限り、核開発を続ける」と述べた。

 北朝鮮外務省の報道官は、北朝鮮を除外したことについて「我が国を敵視する政策が変わっていないことを示すものだ」と批判した上で、「アメリカの核の脅威が続く限り、今後、抑止力としての核兵器を必要なだけ増やし、現代化することになるだろう。我々にはその能力が十分にある」と述べた。

 さらに、オバマ政権の姿勢は、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の再開の雰囲気に冷や水を浴びせるものだとけん制している。