ゲイもストレートも、みんな仲良く働こう!
Googleが同性愛者の従業員に対してお給料のアップをすることになりました。
その理由は税金と福利厚生の問題。
男女カップルには税金の対象にならない保険料、これが同性カップルだとなんと税金がかかってしまうのです。つまり、ある男性がGoogleで働いており、会社の保険が妻である女性にも適用される場合、この妻の保険料は税金の対象にはなりません。しかし、このGoogleで働く男性のパートナーが男性の場合、保険の適用はされますがその分の金額には税金がかかってしまう、ということ。これにより、同性のパートナーがいる従業員は異性カップルの場合よりも、1年で約1069ドル(約9万3千円)多く税金を払わなければいけない状態にあります。
そこでGoogleは全従業員にたいしてフェアな福利厚生であるために、対象の従業員(同性のパートナーを持つ従業員)に対して税金対策のためその差額分をお給料に上乗せしようと計画しています。つまり、この差額分を会社で負担しようというわけですね。お給料アップ実施は過去にさかのぼって、今年の1月分から始めるそうです。
なんて、GLBTフレンドリーな企業でしょう!
この様な試みはGoogleが初ではなく、他の大手企業ですでにはじめているところもあるそうです。しかし、Googleが始めることによってシリコンバレーに影響を与えるのではないか、と期待されています。
こういった企業の色は企業の社会的思想を表すものであり、とても興味深いです。
GO! Google!!
[NY Times]
Adam Frucci(原文/そうこ)