元日本代表FWの柳沢敦(33)が所属するJ1京都から戦力外通告を受けていたことが9日、分かった。柳沢自身が「選手としての選択肢はないと言われた。現役として続けたいという意思を伝えた」と明らかにした。

 柳沢は2002年のW杯日韓大会、06年のW杯ドイツ大会で主力として活躍。セリエAでもプレー経験がある。08年に通算10季在籍した鹿島から京都へ移籍。3季目となる今季はJ1史上6人目となる通算100得点を達成したが、リーグ戦出場26試合で3ゴールと不振だった。柳沢は「3年間、クラブはよくしてくれて感謝の気持ちでいっぱい。もっと京都でやりたい気持ちはあるが、次につながらないのは寂しい」と話した。

 京都はJ2降格圏の17位にいる。