ふかわ＆COSMETICS、アルバム発売日にUst配信イベント

8月4日に初のベストアルバム「thank you for the music!」をリリースしたROCKETMANが、これを記念した公開Ustream生放送を東京・ヴィレッジヴァンガード下北沢店で行った。

20:00からスタートした番組にはROCKETMANことふかわりょうと、ヴィレッジヴァンガード下北沢店のバイヤー金田謙太郎が出演。金田の素人らしい司会ぶりで番組は進行し、ふかわはその都度的確なつっこみを入れて会場の笑いを誘った。

番組ではまず、音楽活動10周年を迎えたROCKETMANの活動歴について触れるも、金田の「活動歴はWikipediaなどでググってくれれば」の一言で終了。すかさずふかわがつっこみを入れると、今度は「10周年を振り返って、10分くらい喋ってください」と返すなど、終始噛み合わない会話が続いた。

当初は小西康陽とのユニットとして始動したROCKETMANだったが、後に小西はユニットを離脱。ふかわはこの頃を振り返り、「小西さんが抜けて（音楽活動を）辞めたら、中途半端になると思って続けた」と番組で明かした。さらに「（音楽活動を始めたのは）ピアニストへの憧れがあったから」「いろいろ続けて、気付いたら三宿（三宿Web）でDJしていた」「ハウスやクラブミュージックにこだわっているわけではない。自分の記号としてこういう音楽を作っているけど、クラブミュージックに対する執着はない」など、音楽活動についていろいろと語っていった。

番組後半では、ふかわがプロデュースを手掛けるガールズユニットCOSMETICSもトークに参加。金田からメンバーに「3人から見たふかわはどんな人？」と訊ねられると、ひなこは「優しい人。最初の頃はよく私たちを笑わせて、空気を和ませてくれた」と答えた。

終始不思議な雰囲気を漂わせつつ、60分にわたる公開Ustream生放送は終了。その後はアルバム「thank you for the music!」の購入者を対象とした、ふかわとCOSMETICSによる握手会も行われた。

発売前日にはHMV渋谷で初の店内DJを行ったふかわ。実際に店頭でCDを手に取っている来店客を目にし、「自分を受け入れてもらってるってすごくうれしいことだし、やっぱり単に曲を聴いてもらうっていうこともうれしい。今、特にCDを買ってもらうっていうのは本当に感謝すべきことだなと思いますね」と喜びを噛み締めたという。

また、ふかわは「やっぱりなんだかんだで、ROCKETMANやCOSMETICSを知っている人というのは、まだ一部だったりして。ROCKETMANっていう名前をかろうじて知っていても、それがどういった音楽をやっているかを知らない人がほとんどだと思うので、やっぱりそこは全力で知ってもらわないとなと思います」とCD発売後の目標も発言。8月22日に東京・LIQUIDROOM ebisuで行われる主催イベント「ROCKETMAN SUMMER FES 2010 "thank you for the music!!"」についても、「初めての試みなので、いろいろ学ぶことは多いと思います。でも、とにかく始めてみないと、見切り発車でもやってみないと進んでいかないので。やってみて、もしみんなが楽しんでくれたら毎年やろうって話になると思う。それと、これは他のイベントにはない、ROCKETMANだからできるイベントにしたいです」と意気込みを語った。