BPO放送倫理検証委員会は2日、都内でTBS「報道特集NEXT」ブラックノート詐欺事件(昨年12月5日放送)に関する意見公表を行った。同番組で制作会社APF通信社の担当者が、取材対象の男性の郵便物を無断開封し、同じ男性の車に勝手に発信機能の付いた機器を取り付けていた問題を指摘。同局から2月に提出された報告書をもとに審議し、川端和治委員長は「今回は放送局と制作会社との共同性がなされていない。今後の放送界全体に関わることだ」と強く要望した。

 [2010年4月2日16時27分]ソーシャルブックマーク