14時間の長旅を終え、CL準決勝第一レグ対インテル戦を前にミラノ入りしたバルサ。さすがにバスから降りた選手達の表情は少し疲れ気味だったが、練習ではいつも通りの明るい表情が選手達には見られた。

 グアルディオラ監督は記者会見で、「14時間のバス移動は避らけれるものなら避けたかったが、多くのチームはバス移動をしている。これは言い訳にはならない。最後の最後まで走り抜く」と長旅の疲れは気にしないと言う。テレビでCL準決勝を見るよりも長旅の方が良い」と冗談まで飛び出した。

 さらに、「インテルがCSKAモスクワを倒して良かった。もしCSKAモスクワが勝っていたら、エスパニョールの試合後コルネヤスタジアムから直接モスクワに向かわないと間に合わない」と付け加えた。

 インテルについては、「素晴らしいチームとの対戦だ。トップ下と2トップでプレーしているが試合によってシステムも変えることができる。モウリーニョ監督という賢い指揮官が居るので予想は不可能。とにかくゴールチャンスを多く作れるようにしたい」と語った。

 ついにCLも準決勝を迎える。2連覇という偉業に向けまずはイタリア王者との対戦となるバルサ。アイスランドの火山による14時間のバス移動という異例のアウェイ戦をどう乗り切るかが鍵となりそうだ。

(スペイン通信)