中日の今原孝球団代表補佐と井手峻編成担当が15日、チェン・ウェイン投手(25)と代理人契約しているマネジメント会社「オクタゴン社」の日本地区担当者と名古屋市内で面会した。今オフ、代理人交渉を希望している同投手側との初接触となった。

 チェンは来季残留を明言しているものの、来オフのポスティング(入札)制度による、大リーグ挑戦を視野に入れていると見られる。井手編成担当は「今年までの契約の確認をした」と説明。この日、大リーガーの契約に精通している代理人のアラン・ニーロ氏は出席せず、チェン本人の意向や来季以降の契約についての話はなかったという。

 一方、中日側は代理人資格を持つ弁護士を同席させるよう求めた。同担当は「アドバイザーとして意見を言うのであればチェンが球団と話をすればいいが、代理人として交渉を行うなら決まり通りやってください、と伝えた」と明かした。チェンは選手会に所属。NPBと選手会の間では、選手会に登録している日本人弁護士のみが代理人資格を有するという取り決めがある。

 [2010年11月16日10時49分

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