昨日の引き続き中野ドミニオン大会の続きです。


今回の大会は予選の上位4人が決勝に上がれるという仕組みでかつ、
同率4位が二人いるという非常に微妙な状態でしたが、
どうやら私が総プレイ合計得点で勝っていたらしくぎりぎり4位で決勝に残れました。


というわけで、決勝の面子は以下の通りとなりました。

  • ルネさん
  • しんざきさん
  • 中西さん

ゆるドミ会でやれ


決勝は1位→2位→3位→4位→4位→3位→2位→1位の順番でサプライを選んでゆきます。(残り二枚はランダム)
こういうものは"だれが""なにを""どの順番で"ピックしたのかはきわめて重要なので長くても書きます。
・一番目(ルネさん)

 中庭

 単独でデッキを構成できる強いカード。ルネさん自身も中庭ステロのプレイが豊富ではずれないカード。
 自分で選択できるカードが二枚しかない以上単独で動くカードは強いです。


・二番目(しんざきさん)

 拷問人

 5コストのエース級。コンボに入れば強力だし、自身がもつ3ドローは単独でも有効。


・三番目(中西さん)

 庭園

 純粋に勝ち筋を増やすカード。


・4番目(私)

 書庫

 この場では拷問人アンチだとまず見られるが、私は書庫ステロをよくプレイしていたのであわよくば狙おうかとチョイス。


・5番目(私)

 役人

 とはいえ4番手でステロというのは微不利なのでせっかく庭園が落ちているし、庭園活用できるカードを模索してみました。
下記候補の中から上記をチョイス。キーは庭園に行けそうだけど微妙に行けないカード。

  1. 男爵    :露骨に強すぎ
  2. 工房    :一番手から庭園取られそう
  3. 木こり   :わかりやすすぎ
  4. 役人    :庭園牽制も出来るし、庭園とあわせても良いマッチング。銀貨取得は仮想buyといっていいと思う。
  5. 改築    :屋敷→庭園。でもbuyないじゃないですかぁー。
  6. 手先    :強力なシナジーがあるけど、これもやっぱり露骨
  7. 橋     :露骨
  8. 泥棒    :全員で泥棒取る決勝ってどうよ?
  9. 引揚水夫  :buyあるけどデッキ削るのはちょっと・・・


・6番手(中西さん)

 公爵

 また勝ち筋を増やすカード。ドミ経験が豊富な中西さんとっては選択肢は増えれば増えるほど有利になるのでちょっと困る。
 私がプレイ公爵をあまりしてないで苦手感もあります。


・7番手(しんざきさん)

 寵臣

 招待形式で10点-9点帯のカードなので十分に強い。ただデッキ完成は遅くなる庭園公爵が入る場ではやや厳しい面もあるかも。


・8番手(ルネさん)

 漁村

 拷問人が入っている手前+アクションのカードは出てほしくなかったんだけど仕方ない。
 +アクションに仮想コインまで付く良いカード。私の評価は10点です。


・ランダム

 秘密の部屋、地下貯蔵庫

 共に2コストの軽量カード。それぞれ固有の使いどころがある良いサポーター。


まとめると、以下のサプライに決定

 中庭、拷問人、庭園、書庫、役人、公爵、寵臣、漁村、秘密の部屋、地下貯蔵庫

サプライ決定時の雑感

 ものすごく勝ち筋が多いサプライ。具体的にはこれくらい浮かんだ

  1. 中庭ステロ    :強いという噂のステロ。未だ見たことがなくて未知数。
  2. 役人部屋庭園   :庭園を買う金を役人で補う。部屋があれば必ず庭園を買えるのも良いシナジー
  3. 役人部屋公爵   :同じ戦略だけど公爵をとりに行くプラン。こちらは銀貨と部屋があれば公領を買える。
  4. 拷問人ステロ   :鍛冶場ステロを拷問人でやるだけ。ディスカードもこの場だと民兵相当なので悪くはないかと。
  5. 拷問人漁村コンボ :この中では少し遅めのデッキ。もちろん回ると相当強い。
  6. 寵臣単体     :圧縮が無い場で安定的に回すには8枚前後の購入が必要
  7. 寵臣書庫漁村コンボ:漁村→書庫で濃度を上げるけど、余分に5コストの購入が必要。
  8. 書庫ステロ    :ワンチャンスが大きいステロ。鍛冶場ステロよりも少し強い程度。
  9. 漁村公爵     :漁村は継続して金が薄く出るので、5金が出やすくなることを期待したプラン。
  10. 漁村庭園     :漁村公爵よりもハードルが下がり買いやすくなるプラン。ただbuyが無いのが難点。


数が多すぎるので人からデッキ分析をしてゆく。
ルネさんは中庭ステロだろう。
中西さんは公爵プレイをするだろう。
でもしんざきさんは何をするかわからない。


というわけで誰もやらないであろう庭園を選択。お供は役人部屋で。

つらいところは庭園と公爵が一人なら公爵のほうが強いところ。
この時点で公爵が食い合わなければ勝ち目がそもそもないという運ゲーだけど四番手だと仕方ないとあきらめました。


もちろん庭園が食い合うと100%負けるので食い合いを防ぐためにも出来るだけ早く動く必要があった。
今回の作戦は非常にシビアです。なぜなら敗北条件が多いからです。

  • 食い合ったら100%敗北
  • 公爵へ二人以上行って食い合わなかったら敗北
  • 属州が切れたら敗北
  • 山札が30枚以上いかなければ敗北


まあルネさんと中西さんの作戦は合ってるだろうと思って見切り発車気味にスタートです。


詳細な結果はトゥギャッターにまとめられているので省略して自分のところだけ。
http://togetter.com/li/22427


最初に選択した漁村は連続して1仮想コインが出るカードです。
そのため、二ターンにわたって4金が届きやすくなるため、
庭園を連続して購入できるとの思いから買いました。
銀貨は一ターンでなくなってしまうので継続力に欠けるし、
役人で十分量が取れるという判断から買わずに行きました。


また今回は庭園をソロで回す必要があったので早めに意思表示をすることが最も重要でした。
庭園を4Tから買ったのはそれが理由です。


さしずめ、俺は庭園をやるがここで庭園についてきたら私と抱き合わせで死んでいくのでかかってこいよ!という感じです。


秘密の部屋で確実に屋敷庭園を1金に替えてとにかく金を切らさないことを最重要視しました。
そのおかげか秘密の部屋と役人ですごくスムーズに庭園を買えています。
ここまでは順調でした。


当初のデッキ予想もほぼ当たり、こっちにも勝ちの明星が見えてきたかな?
と思っていたけどいくつかの誤算がやはり出てきます。

  • 役人は仮想buyを持っているけど山札に追加カードが入るのでデッキの周りが遅くなり、役人の打てる回数が減少する。→デッキが太らない
  • 公爵は食い合うほど競争が激しくなかった。→中西さんがスムーズに公領を買えた
  • むしろ庭園が走りすぎていると判断され、二枚カットされる。→妥当なところですが、やはり得点は鈍化します。
  • プレイミス(拷問人に対して手札を捨てる)


特に一番上は重要でデッキを30枚届かせるためには16T終了のゲームなら4回追加のbuyを手に入れなければなりません。
しかし、上記の理由により役人を打った数が不足しました。これは明らかに厳しい。
拷問人に関しては手札を捨てられるなら捨てるのが基本セオリーなのですが、今回はこれもますかったですね。
30枚に届かせるためにもっと貪欲になるべきでした。


結果、三山切れ時点でデッキ枚数28枚のため届かず。
点数も26点と伸び悩み4位でした。(ルネさん:30点。しんざきさん:31点。中西さん:32点)
デッキが足りないのは分かってましたが私も三山枯らせに行きました。
あそこで日和ると公爵勝ちが確定してしまうため、
公領と秘密の部屋以外のサプライが潤沢にあるカード(屋敷とか)をとりに行く選択肢はないです。


三人とも接戦だったので少し離されていて悔しいですが、このゲームはプレイミスをしたら負けるのでそんなものでしょう。
中西さん中野ドミニオン大会連覇おめでとうございます。
一回土をつけたのですが、不死鳥のように蘇ったのは見事としか言いようがないです。完敗でした。


次があるなら決勝にあがって勝ちたいですね。