チェルシーDFジョン・テリーが自らの元恋人と浮気関係にあったことが発覚したマンチェスター・シティDFウェイン・ブリッジ。英紙『タイムズ』は、親友の一人と考えていたテリーの裏切り行為に、ブリッジが大きな怒りと落胆を表しており、代表引退を決断するかもしれないと報じた(なお、現在ブリッジはひざの負傷で戦列を離れており、3月の代表戦に招集されることはない)。

つい先日までシンボルだったテリーにイングランド全土が反発しているのに対し、所属クラブのチェルシーは「クラブはジョンとその家族に必要な限りのサポートをする」と、擁護の姿勢を見せている。

事情通の関係者によると、テリー夫人のトニーさんは、すでに離婚について話しているという。さらに、テリーはイングランド代表キャプテンの座にも別れを告げなければならないかもしれない。サポーターの87%がそれを求めており、英紙『サン』によると、FA(イングランドサッカー協会)はテリーが自主的に申し出ない限り、ファビオ・カペッロ監督に一任する意向という。

イングランド代表は3月1日、ウェンブリー・スタジアムで行われるエジプト代表との親善試合のために集合するが、当然その雰囲気は良くないものとなる。そのため、『デイリー・メール』は、テリーがワールドカップに出られない可能性も伝えた。テリーがチームの“重鎮”たちからの敬意を失い、その立場を「支えることはできない」と判断されているため、テリーの存在がチームの和を乱すとカペッロ監督が考えれば、メンバーから外されるかもしれないというわけだ。