クリスティアン・レデスマはやってこない。インテルに加入する中盤は、マヌエル・フェルナンデスだ。1月に獲得予定だったレデスマについては、ラツィオとの交渉が実らなかった。そこでインテルのマッシモ・モラッティ会長は28日午前、即座にポルトガル人選手の獲得に動くことを決めている。

2月5日で24歳になるマヌエル・フェルナンデスは、バレンシアの選手である。今シーズンは6試合に出場。インテルにはレンタルでやってくることになるようだ。シーズン終了後の買い取りオプションも付き、インテルにとっては安価な補強となる見込みである。

ポルトガル代表として2試合を経験して1ゴールを決めている彼は、ジョゼ・モウリーニョ監督の下で活躍し、ポルトガル代表に復帰したいと考えているだろう。ワールドカップに出場するカルロス・ケイロス監督のチームに入ることを目標としているのは間違いない。

レデスマの獲得が破談になる前、インテルはスポルティング・リスボンのポルトガル代表MFミゲル・ベローゾの獲得も視野に入れていた。インテルは同代表MFリカルド・クアレスマをトレード要員に出す準備も進めていたようだが、交渉は進んでいない。

その際、ミゲル・ベローゾの代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏は、もう一人のクライアント、マヌエル・フェルナンデスをインテルに紹介したようだ。モウリーニョ監督も同選手に良いイメージを持っており、29日にも取引に完了を迎えようとしている。