イタリア代表のマルチェッロ・リッピ監督が21日、『Gazzetta.tv』のビデオチャットで、優勝を果たした4年前のドイツ・ワールドカップ(W杯)と今回の南アフリカW杯の比較は難しいと話している。

「(スキャンダルによる)騒動の中で前回大会を迎えたが、グループはまとまって、自信を持っていた。大会中にそれがさらに強まり、結果がついてきたんだ。今の代表では重要な改革があった。だから、正しい選手、本当に正しい人間たちがいると楽観しているし、彼らは適切なタイミングでそのクオリティーを発揮し、良いことをしてくれるだろう」

「私の未来? (連盟のジャンカルロ・)アベーテ会長とははっきりした考えを持っている。彼はW杯前に監督が誰になるか分かると言った。だが、『新監督』とは言っていない。ただ、私の頭には南アフリカのことと、W杯による興奮しかないよ」

さらに、リッピ監督はW杯グループリーグの対戦相手についても言及している。

「パラグアイはほぼずっと南米予選でトップだった。良いテクニックを持ち、アグレッシブで、秩序だったチームだ。ニュージーランドはフィジカルが強いチームだね。スロバキアはニューカマーの一つだ。何人かの重要な選手がおり、最高の集団となっている。つまり、デリケートな相手ばかりということだよ。もちろん、ほかにもより強いグループはあるが、簡単だと考えてはいけない。そんなことをすれば、すべてが難しくなるだろう」