やきとりバースデー。

ある仕事の打ち上げと、その仕事を手伝ってくれたメンバーの誕生日。
で、コピーライターさんに飲みに連れてってもらいました。
(誕生日でもないのにごちそうにあずかる者、4名)
 
新橋の渋い路地にあります。
大将夫婦とおばあちゃんと息子さん、
家族3代で営まれている(と推測してます)焼鳥屋さん。
 
うまいんです。たれがうまい。
ちょっと脂っこいやつは、おろし×うずらにつけて。
あなごの白焼きやたこぶつも、いけます。
ビールは、珍しいサッポロのラガー(瓶)。
おばあちゃんが、このビールを空けるときの音、
異常にいいんです。っしぽーん!
 
僕はまだ見たことないですが、
閉店間際になると、ご家族の晩御飯が始まるそうな。
そのなごやかな食卓と団らん用テレビが、客席からガン見え。
ああ、家族的。
http://shinbashi.net/top/search/search.php?mse_idd=200103&PHPSESSID=e3e03e701ae99711e99dbb574ced96e5

がんばれ、チャイムの女の子。

きのうは、日がな一日、広島の街をぶらぶらしてまして。
広島市民平和の集いとかに参加もしてみました。
あとは、平和公園で祈りの準備にいそしむ、いろんな人を見て過ごしました。
 
そのなかでもかなりの時間見ていたのが、
慰霊碑のすぐ横で行われていたオーケストラの練習風景。
広島市内の中学校、高校の吹奏楽部から代表が参加してるらしく。
なかでも、ひとりの女の子。
カーン、カーンと高らかに鳴る「チャイム」担当の女の子に釘付けでした。
 
今日の記念式典で一番大事なのは、8時15分からの黙祷です。
その黙祷の前に、オーケストラの演奏があります。
だいたい8分間くらい。
 
ただ、そこに重大な決まりごとがあります。
それは、演奏をぴったり8時15分に終わらせなければならない、ということ。
演奏終了に合わせて、「黙祷」の声がかかるんですね。
何があっても、ぴったり、じゃないとだめなわけです。
 
ところが昨年は、演奏に入る前のプログラムが押して、
演奏開始時点ですでに「1分遅れ」だったそうです。
指揮者がテンポを変えたり、泊数を変えたりして、
その場で1分縮めたのだとか。
 
よく見ると、オーケストラの真ん中におっちゃんが一人しゃがんでいて、
彼が指揮者に「時間」を伝えています。指の本数で。
指揮者って、たいへんだ。
奏者の子たちもかなり集中して指揮棒を追っています。
 
そんな緊張感の高い演奏の最後が、チャイム、なんです。
まさに平和を世界に届ける鐘の如く。
オーケストラの音が静まってゆく中、カーン、カーン、カーンと響き渡ります。
最後の「カーン」の余韻の中、「黙祷」が告げられるそうな。
 
指揮者曰く、
「最後の1回、叩くかどうかはギリギリまでわからない。
 叩こうとする寸前で止めるかもしれない。集中してほしい」
 
うっわー。緊張する!
ひとごとやけど緊張するわー。
最後の1回、「カスッ」とか許されへんしなあ。
 
ああっ、平和のチャイム、綺麗に響きますように!

指揮者の右に見える1本の鉄棒が、噂のチャイム。がんばれっ。