今シーズン途中からユヴェントスの指揮を執っているアルベルト・ザッケローニ監督は、ウディネーゼで大きく飛躍した人物である。3日に行われるセリエA第32節で同指揮官は、自らのチームとも言える古巣と対戦する予定だ。4位の座を目指して負けられない戦いが続くザッケローニ監督が、試合前日会見でコメントを残している。

「ほかの試合と同じではない。私は自分のことを半分くらい(ウディネーゼが拠点を置く)フリウリ地方の人間だと思っているよ。私はウーディネで素晴らしい3年間を過ごし、最高の関係を築いてきた。当時のウディネーゼは実験室のようで、私を指導者として大きく成長させてくれたね。ユーヴェのモデルかもしれない? 若手を育てるというフィールドにおいて、ウディネーゼは今でもトップにいるね。彼らの今の順位はふさわしくないものだ。ビッグクラブから求められる選手ばかりだよ。(FWアントニオ・)ディ・ナターレにいたっては、リーグ戦の得点ランキングでトップだ」

「我々は順位でおくれを取ってしまっている。ここから加速しなければならない。良い形でシーズンを終えられることを願っているよ。今シーズンは大事だ。私はこれまでに何度か成功を収めてきた。カギとなるのはチームのコンディションだろう。絶対に自分の目標まで到達しなければならない。こんなに多くの負傷者が出たのは、私のキャリアでも初めてのことだ」

「1週間をフルに準備にあてることができた。まぁ、望んでいたことではないかもしれないけどね。練習を積んだことで、我々は良くなっている。しかし、7日間ですべてを変えるのは不可能だ。パフォーマンスの向上と良い結果が見られるといいね。チームの団結という点では、(前節)アタランタ戦の勝利で見ることができた。それがアドバンテージになって欲しい」

「(MFフェリペ・)メロ? 昨日の時点では、プレーすることはできなかった。今日も様子を見てみるよ。(MFセバスティアン・)ジョヴィンコ? 3トップのウィンガーとして最大限の力を尽くしているところだね。トップ下でも起用できるし、中盤のサイドもこなすことが可能だ。まぁ、彼の特徴は攻撃的な場面でいきるものだ」

「(ファンとの関係に亀裂が生じているDFジョナタン・)ゼビナについては、みんなが彼とともにいる。議論は小さなものだね。彼が殴られた事件は、受け入れられるものではない。ユーヴェとは離れたところにあることだ。しかし、たいていの場合において、問題というのは解決できる。気分良くスタジアムに行くべきだよ」