経営者の役割とはなにか・・・。

従業員に自分の会社のビジョンを伝えて共有し、 それを具体的な行動計画&数値目標にまで落とし込むのが、 経営

者の大切な役割の一つだと思う。

しかし、中小企業の多くの会社では、 スーパーマンの社長が一人でなんでもこなし、 すべての意思決定が社長に集中。

これはなぜでしょうか?

売上や利益などの数字をおぼろげに理解しているのは

せいぜい役員程度 で、経営数字を理解しているのは実


質、社長一人というケースがほとんど だからです。



(社長本人が気付いているかどうかはさておきですが)

では、どうしたらよいか・・・。

結論から言うと、「経営計画を作成し、それに付随して、

行動計画と数値目標を管理していくことです」


実際に、経営計画を作成して、社員に公表した会社の社

長は 以下のようなことをおっしゃってます。


「経営計画を作成し、目標数字を運用してみて 『当社の体質はこうなんだ』という、 今まで目に見えていなかった

部分までが現れてきました。 経営計画は経営に安心感をもたらします。 なければ困る。まさに、経営のすべてで

す」


「業種(建設業)として先行きが不透明で、また、足元の状況で想像以上 に建設業の落ち込みが思いのほか著し

く、 この先建設業を続けるべきか悩んでいたときに 経営計画を策定することを決めました。 数字に裏付け

られた
目標が明確になったおかげで、 建設業を続けていこうという方向性が固まりました。」



「経営計画は完成した計画そのものよりも、 つくる過程のほうが大切です。 そのつくる過程の中で、社員一人

ひと
りが役割と目標を理解できまし た。 まさに、一つひとつの数字が肌に染み入っている状態で

す」



数字に裏付けられた目標が明確になったおかげで、 建設業を続けていこうという方向性が固まったと話された社

長の言葉を聞いて、「経営計画」を作ることの大切さが 本当に実感できました。 皆さんの会社でも、ぜひ経営計

画の作成を実行してみてください。