代々木3日間「J-WAVE LIVE 2000+10」に3万2000人歓喜

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8月13日から15日の3日間にわたり、J-WAVEが主催する夏の恒例ライブイベント「サンスター オーラツー presents J-WAVE LIVE 2000+10」が国立代々木競技場第一体育館にて行われた。

「結構俺のファンいるねぇ。15人くらいかと思ってたけど」とジョークも絶好だったKREVA。ファンにはおなじみの「イッサイガッサイ」のラストバースでは「なんだかんだ代々木に来れば 実際やっぱり楽しめた」に歌詞を変えた。

「結構俺のファンいるねぇ。15人くらいかと思ってたけど」とジョークも絶好だったKREVA。ファンにはおなじみの「イッサイガッサイ」のラストバースでは「なんだかんだ代々木に来れば 実際やっぱり楽しめた」に歌詞を変えた。

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Superflyが披露した新曲4曲と洋楽カバー「Fooled Around And Fell In Love」は、9月1日リリースの新作に収められる。

Superflyが披露した新曲4曲と洋楽カバー「Fooled Around And Fell In Love」は、9月1日リリースの新作に収められる。

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BCRにすっかりなりきっていた奥田民生(写真中央)は、第一声「30年ぶりぐらいに日本にやってまいりました。僕の日本語大丈夫ですかね」と話し、会場の笑いを誘った。

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スガシカオ(写真左)とMummy-D(右)によるアルバム曲「ドキュメント2010」にはコアなファンも大喜び。2人は観客と「音楽は」「最高!」とコール&レスポンスを繰り返した。

スガシカオ(写真左)とMummy-D(右)によるアルバム曲「ドキュメント2010」にはコアなファンも大喜び。2人は観客と「音楽は」「最高!」とコール&レスポンスを繰り返した。

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久保田利伸は「LA・LA・LA LOVE SONG」の曲中で「変わらない代々木が見える」と歌詞をアレンジ。

久保田利伸は「LA・LA・LA LOVE SONG」の曲中で「変わらない代々木が見える」と歌詞をアレンジ。

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今年は総勢20組のアーティストが出演。ヒット曲や新曲を織り交ぜたステージで計3万2000人のオーディエンスを楽しませた。

■ 1日目:8月13日(金)

初日13日、トップバッターとして登場したのは、このイベントの常連Crystal Kay。この日が“13日の金曜日”ということでジェイソンの仮面を手に登場した彼女は、最新作「FLASH」からのナンバーを中心にパフォーマンス。2組目のAIAK-69、ジュディス・ヒルといった豪華ゲストを迎えながら「ヤバいね!」を連発し、パワフルなステージを展開した。

次にDEEPが爽やかなコーラスワークを響かせた後は、東京スカパラダイスオーケストラが出陣。谷中敦(B.Sax)の「体で返してくれよー!」という言葉に乗せられオーディエンスも一斉に踊り出す。さらにCrystal Kayとの生コラボ「ずっと」も披露され、プレミアムな共演を堪能できた。

後半はJUJUのライブアクトからスタート。BONNIE PINKが作詞した「37℃」や話題のカバー曲「Hello, Again~昔からある場所~」などで安定した歌声を響かせ、じっくりと聴き入るオーディエンスに「J-WAVE LIVEに来るみなさんは音楽が本当に好きですよね」と語りかけた。

そして会場にひときわ大きな歓声が上がったのはR&Bの巨匠・久保田利伸。「代々木集う~パーティーピーポ~」という即興ボーカルからコール&レスポンスへと持っていき、1曲目から代表曲「LA・LA・LA LOVE SONG」がかかると場内に歓喜の声がこだまする。JUJUとのデュエットナンバー「Is it over?」も含め、“キング・オブ・Jソウル”の貫録でオーディエンスを圧倒した。

初日のトリを飾ったのは、このイベント皆勤賞のスガシカオ。曲に入る前のバンドセッションでは「81.3~J-WAVE~!!」とラジオジングルをスガ流にアレンジ。ホーン隊を従えての「Party People」「91時91分」やMummy-Dを迎えた「はじまりの日」「ドキュメント2010」など、スガも普段以上のハイテンションでライブを進行していく。アンコールでは「春夏秋冬」「午後のパレード」を届け、充実のロングセットで自身11回目のJ-WAVE LIVEを締めくくった。

■ 2日目:8月14日(土)

ロックバンド中心のラインナップとなった2日目は、秦基博1人きりのギター弾き語りでスタート。場内が静まり返った中の「アイ」から始まったライブだが、「鱗」「シンクロ」と進むにつれ徐々に秦の歌声も熱を帯びていき、最後は10月発売のニューアルバム収録曲「ドキュメンタリー」を披露した。

続くTHE BAWDIESは、代々木第一体育館での初ステージ。「おまえら誰だと、そう思ってもかまいません。ただのお祭り野郎です!!」とROY(Vo,B)が叫び、自分たちのロックンロールを力いっぱいに体現した。次は、代々木を一気に南国ムードに染め上げたTHE BOOM。代表曲「島唄」や9月リリースの新曲「蒼い夕陽」、そして「風になりたい」などバラエティに富んだナンバーで、観客との一体感を楽しんだ。

ソリッドな演奏とサービス精神あふれるパフォーマンスを繰り広げたflumpoolの後は、いよいよユニコーンが登場。ワンマンさながらの大歓声が場内を包む中、BAY CITY ROLLERS風のファッションで現れた彼らは最新シングル「裸の太陽」からスタート。EBI(B)がメインボーカルを務める「薔薇と憂鬱」、手島いさむ(G)のライトハンドが炸裂する「オッサンマーチ」と続き、終わりに今月のフェス出演で発表された新曲「晴天なり」をプレゼントした。穏やかなサウンドに乗せて民生は「大きく 高く 柔らかく」というフレーズを繰り返し、オーディエンスはゆったりその演奏に聴き入った。

そして最終アクト・Superflyはこの日最多の11曲を演奏。「Wildflower」「タマシイレボリューション」などリリース前の新曲を意欲的に取り入れ、他を圧倒するスタミナでステージを縦横無尽に駆け回った。「J-WAVE LIVE」出演2回目にしてトリの大役を果たした彼女は「久々の大きい会場だったからドキドキしてたけど、私自身もすごい楽しかったです」とコメント。アンコールに「愛をこめて花束を」をプレゼントし、完全燃焼の笑顔を見せた。

■ 3日目:8月15日(日)

最終日はアーティスト、客層ともに若い年代が多く見受けられた。そんな中1番手に登場したのは、スガシカオと並ぶ全回出場者の平井堅。「今日の出演者のみなさんはとてもフレッシュなAround 20のアーティストばかりで、そこに顔・髭・キャリアすべてがフレッシュとは真逆の、Around 40の私ですよ」と自虐ネタを取り入れながらも、そのキャリアの中で育んだ名曲や本邦初公開の新曲「Sing Forever」を惜しみなく披露した。

次に、このイベント初出場となる西野カナは、「会いたくて 会いたくて」「Best Friend」といったヒットシングルを中心に4曲をパフォーマンス。清水翔太はファンの黄色い声に包まれながら「Journey」「Again feat. SHUN」などシングル曲以外のナンバーもセレクトした。

続いては、このメンバーで唯一のライブ出演だというPE'Z×土屋アンナ。互いに参加し合った各々の楽曲やコラボナンバー「暴食系男子!!」「UHA-UHA」と4曲を演奏し、イベントに異彩を添えた。大塚愛は、前半3曲をグランドピアノの弾き語りでしっとり披露。後半3曲はダンサーを交えた個性的なダンスパフォーマンス、とメリハリの効いた2つの側面を見せてくれた。

いよいよ残るアーティストは2組となり、加藤ミリヤがアナウンスされると客席は総立ち状態に。ミリヤは気迫たっぷりのアッパーチューンから涙を誘うバラードまで幅広く選曲し、最後は「この曲、実は久しぶりなんです。みんなきっと知ってるよね!?」と煽って清水翔太と「Love Forever」を熱唱。これにはファンも狂喜乱舞し、場内は揺れるほどの熱狂に包まれた。

「J-WAVE LIVE 2000+10」の大トリを務めたのはKREVA。MPCドラミングから始まったバンド&DJパフォーマンスで、代々木は一気にKREVAワールドへと引き込まれていく。KREVAは本編終了までに計8曲を披露し、アンコールではフリースタイルも繰り出した。「ここにいる俺のファン、そうでない人もファンになりかけてる人も本当ありがとう。そして素敵なイベントに呼んでくれて、俺をラジオDJとして使ってくれるJ-WAVEに改めて感謝します」と言葉で伝え、最後は「あかさたなはまやらわをん」でコール&レスポンス。終わりにKREVAは「新作『OASYS』から1曲聴いて帰ってください」という言葉を残して退場し、誰もいないステージから新曲「Changing Same」が流れた。

なお、このイベントの模様は、8月20日(金)20:00から4時間弱にわたってJ-WAVEの特別番組にてオンエアされる。

J-WAVE LIVE 2000+10 国立代々木競技場第一体育館 セットリスト

8月13日(金)

Crystal Kay
01. FLASH
02. Victoria
03. Boyfriend -partII-
04. 恋におちたら
05. I pray
06. Never say goodbye

AI
01. I Wanna Know
02. Wavin' Flag [Cola-Cola Celeblation Mix -Version AI-](Japanese Cover)
03. 眠れない街
04. Still… feat. AK-69
05. Story
06. For my Sister feat. Judith Hill
07. YOU ARE MY STAR

DEEP
01. Endless road
02. Echo ~優しい声~
03. I Love You So
04. SORA ~この声が届くまで~

東京スカパラダイスオーケストラ
01. Like Jazz On Fire
02. DOWN BEAT STOMP
03. Heaven's Door
04. STORM RIDER
05. SKA ME CRAZY
06. ずっと / with Crystal Kay
07. White Light
08. Just say yeah!

JUJU
01. Trust in you
02. いつからか…ずっと
03. 37℃
04. Hello, Again~昔からある場所~
05. やさしさで溢れるように

久保田利伸
01. LA・LA・LA LOVE SONG
02. Soul Mate ~君がいるから~
03. Is it over? / with JUJU
04. Missing
05. Nyte Flyte
06. LOVE RAIN ~恋の雨~

スガシカオ
01. Party People
02. 91時91分
03. 俺たちファンクファイヤー
04. Go! Go!~サヨナラホームラン
05. はじまりの日 feat. Mummy-D
06. ドキュメント2010~Singer VS. Rapper~ / with Mummy-D
07. 19才
EN-01. 春夏秋冬
EN-02. 午後のパレード

8月14日(土)

秦基博
01. アイ
02. 鱗(うろこ)
03. 今日もきっと
04. シンクロ
05. 透明だった世界
06. ドキュメンタリー

THE BAWDIES
※アーティストの意向によりセットリスト非公開

THE BOOM
01. いいあんべえ
02. ひのもとのうた
03. 島唄
04. 神様の宝石でできた島
05. 蒼い夕陽
06. 風になりたい

flumpool
01. reboot ~あきらめない詩~
02. 花になれ
03. 君に届け
04. Quville
05. labo
06. 星に願いを

ユニコーン
01. 裸の太陽
02. 薔薇と憂鬱
03. 与える男
04. 命果てるまで
05. オッサンマーチ
06. WAO!
07. 大迷惑
08. 晴天なり

Superfly
01. Alright!!
02. 恋する瞳は美しい
03. How Do I Survive?
04. Roll Over The Rainbow
05. Wildflower
06. Fooled Around And Fell In Love
07. マニフェスト
08. Free Planet
09. タマシイレボリューション
10. Dancing On The Fire
EN-01. 愛をこめて花束を

8月15日(日)

平井堅
01. even if
02. 思いがかさなるその前に…
03. 瞳をとじて
04. POP STAR
05. 僕は君に恋をする
06. Sing Forever

西野カナ
01. Summer Girl
02. if
03. 会いたくて 会いたくて
04. Best Friend

清水翔太
01. Journey
02. GOODBYE
03. SUMMER TIME
04. Again feat. SHUN
05. 君が好き

PE'Z×土屋アンナ
01. I WANT YOU ~ウォンチュー~
02. Atashi × ORE ~mash up PE'Z~
03. 暴食系男子!!
04. UHA-UHA

大塚愛
01. ネコに風船
02. One × Time
03. I ♥ ×××
04. アクション10.5
06. ゾッ婚ディション
07. LUCKY☆STAR

加藤ミリヤ
01. BYE BYE
02. SAYONARAベイベー
03. WHY
04. Last Love
05. X.O.X.O.
06. Love Forever / 加藤ミリヤ×清水翔太

KREVA
01. 国民的行事
02. 成功
03. かも
04. アグレッシ部
05. ひとりじゃないのよ
06. スタート
07. イッサイガッサイ
08. Have a nice day!
EN-01. あかさたなはまやらわをん
EN-02. Changing Same

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音楽ナタリー @natalie_mu

代々木3日間「J-WAVE LIVE 2000+10」に3万2000人歓喜 http://natalie.mu/music/news/36242

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