インテルのラファエル・ベニテス新監督とリヴァプールMFハビエル・マスチェラーノの絆が、同選手のインテル移籍に向けて重要な要素となるかもしれない。リヴァプールは同選手の放出に3000万ポンド(約40億円)を要求しており、これは移籍実現に向けて小さくない障害と言える。だが、マスチェラーノの代理人であるマルコ・ピッチョリ氏は、英紙『デイリー・スター』に対し、次のように話した。

「ハビエルとベニテスが素晴らしい関係にあることを私は知っている。それだけでは不十分ということもしばしばあるが、何が起きるかは見てみようじゃないか。ただ私は、合意に至るとしても、それはマーケットが終了する最後の頃になると思っている」

マスチェラーノについては先日からバルセロナ移籍の交渉がスタートしたと言われていた。バルサは2500万ポンド(約33億5000万円)をオファーしたとされている。だが、バルセロナのサンドロ・ロセル新会長が選手たちのサラリーを支払うために、1億4500万〜1億6000万ユーロ(約194億〜214億円)の融資を求めなければならなかったことを受け、交渉は遅れているのかもしれない。そこで、ピッチョリ氏はバルセロナへの道も捨てないために、時間をかけることにしたようだ。

昨夏もバルセロナ移籍が騒がれたマスチェラーノだが、当時はリヴァプールを率いていたベニテス監督がこれを阻止している。だが、その後リヴァプールがどうなったかは周知のとおりだ。そして、マスチェラーノの夫人も気分を害しているという。夫人はイングランドでの生活に耐えられないようだ。

なお、リヴァプールではDFエミリアーノ・インスーザがフィオレンティーナへ移籍するかもしえrない。リヴァプールは500万ポンド(約6億7000万円)を求めているようで、『ミラー・スポーツ』によると、これはウィガンDFマイノル・フィゲロアを獲得するのに必要な資金のようだ。