エスエス製薬は、便秘薬「スルーラック」ブランドの特設サイト「すっきりスル～む」を4月16日にオープンするが、それを記念して同日からプレゼントキャンペーンを行い、臼田あさ美出演のTVCMも4月19日からの放送に先駆けて公開した。
同ブランドの主力製品である「スルーラックS」は、パッケージを一新して3月1日にリニューアル発売した。
「スルーラックS」(第2類医薬品)は、腸の動きを助けるセンノサイドカルシウム、ビサコジルの2つの有効成分を配合し、腸内に硬く詰まった便をしっかり押し出す効果のある便秘薬。
「スルーラックデトファイバー」(第2類医薬品)は、植物繊維(プランタゴ・オバタ種皮末)やジュウヤク末(どくだみ)など、4つの植物由来成分の力で腸内の滞留便をスムーズに排出する、穏やかな効き目が特長の便秘薬。

このリニューアルを機に、同ブランドをより多くの人に知ってもらうために投稿型のキャンペーンサイトをオープン。
同サイトに、「スルーしたい」こと(心にたまったモヤモヤとした気持ち)を投稿すると、便座の交換や洗面台の設置を含む「トイレリフォーム」(100万円相当)をはじめとしたプレゼントが当たるキャンペーンに応募することができる。
同サイトは、「心にモヤモヤとたまった“スルーしたい”ことを、水に流してすっきりしよう」をコンセプトとした投稿型のサイト。
トイレの中をイメージしたデザインで、ユーザーが「スルーしたいこと」を投稿すると、画面上にトイレットペーパーが現れ、投稿した内容がトイレットペーパーに書き出される。
また、便器のレバーを引くと、トイレットペーパーがくしゃくしゃと丸まり、そのままトイレにポンと投げ込まれ、すっきりと水に流されていく仕組みになっている。
ユーザーから投稿されたスルーしたいこと1件を1メートルとして換算し、その合計数を“●ｍ”と表示。たとえば、3468件が投稿された場合、「トイレットペーパーは3,468m 富士山(3776m)まであと少し」と表現される。
投稿された作品は一覧表示され、誰でも閲覧することができ、ユーザーは気になるスルーしたいことに投票することも可能で、ランキングに投票した人全員にPCのデスクトップで使用できる「トイレ型ゴミ箱アイコン」がプレゼントされる。
応募の際には、A賞(トイレリフォーム(100万円相当)1人)か、B賞(「スルーしたい」オリジナルエコヒメ(携帯型トイレ流水音発生機)300人)かを選ぶ。いずれにも当選しなかった場合は、抽選で1000人にWチャンス賞が当たる。

4月19日から放送され、サイトで先行公開される新CMは、臼田あさ美が、上司との関係や恋愛など、女性にとって日常的な悩みと、便秘の悩みを絡めて「スルーしたい」と表現するとともに、晴れ渡った青い海を背景に、便秘が改善された後の爽快感を大胆に表現。
CMの冒頭部分は、同社本社ビルと都内のマンションを使って撮影。動きの悪い篇では、同社社員が毎日働くオフィスで、実際の机やイスなどを使ったこだわりの演出により、リアルで臨場感あふれる映像が完成した。

音沙汰なし篇では、臼田あさ美の部屋に、「スルー」したくなる前の彼氏との楽しかった日の思い出写真を飾るなど、細かな演出を施している。
CMラスト部分の海のシーンは、悩みから解放された爽快感を自然の中でダイナミックに表現するため、タイのサムイ島北西部にあるバンマカームという海岸で撮影。
午後から別のビーチでスルーラックデトファイバーの撮影も予定されていたため、スルーラックSの撮影にかけられる時間は午前中のみというタイトなスケジュールだった。
バンマカームは非常に透明な海だったため、小さな魚が見えたり、カニを捕まえることができたりと、まさに楽園のような場所で、いつになく和やかな雰囲気で順調に撮影を行うことができた。
CMの山場であるラストにかけて突然場面が切り替わるシーンは、カメラが引くタイミング、臼田あさ美が「出すって、大切～！」と叫ぶタイミング、海がコバルトブルーに染まるタイミングがきれいに合わなければ成り立たない。そこに、相手役の上司・彼氏をワイヤーアクションで投げるタイミングも加わり、非常に難易度の高い撮影となった。
ワイヤーアクションは、失敗の連続で、強く投げ飛ばしすぎて相手役がグルグル回転してしまったり、笑いが絶えない撮影現場となった。
臼田あさ美は、女優としてますます磨きがかかっているが、「スルーしたい・・・」の一言は周りで見ていた女性スタッフも、思わず「わかる～」とため息をついてしまうほど実感がこもった一言だった。臼田あさ美と共演者の演技や絶妙なコンビネーションにも注目したい。

特設サイト「すっきりスル～む」
スルーラックS「動きの悪い」篇、「音沙汰なし」篇