全国的に高気圧に覆われ
「甲虫」(かぶとむし)
わらべ等の行雲流水甲虫
(わらべらの こううんりゅうすい かぶとむし)
今朝の一風景である。市内でも名刹の禅寺である。毎年夏休みに入ると
児童を集めて「座禅」の会が開かれると聞き及んでいる。
すでに今朝の行事は終わったとのことであった。山門から入ると、
達筆の「流・水」・「行雲」の幟幕が目に入る。勿論「行雲流水」と読めるが
『一点の執着もなく物に応じ事に従って行動する』ことを言うようだが、
座禅会の趣旨かもしれない。何故か裏手の方が騒々しいので眺めやると
「甲虫」がたくさんいると子ども達が叫んでいる。なるほど六地蔵のならぶ
「むくげ」の木に甲虫がたくさんいるではないか!。
子どもたちが騒ぐだけではない。しばらくこれだけ多くの甲虫を見たことはない。
異常発生と言えるかもしれないましてや「槿の木」にこう発生するのは珍しい
普通、楢とかくぬぎが多いと聞くが・・・・
いずれにしても「行雲流水」に励む童等への仏様のご褒美かもしれない。
高齢者の所在不明事件でその件数が増加しているようだが、自分自身
高齢化社会の一員と思うと他人事ではない虚無感に襲われる。
暫し忘れる楽しい今朝の出来事ではあった。明日は『広島忌』である・・・・