こんにちわ合格
新規開発局デザイナーのキムです。

先週の放課後Xの内容をお届けします音譜



先週は「KA法」についてやりました。
みなさんKA法って御存知ですか?

簡単に説明すると、
ユーザーの隠れた「価値」を見つけ出し、
その価値を基に新製品開発のためのコンセプトアイディアのヒントを得る!というものですニコニコ
カード形式で構造化していくので、導出された価値の全体像を俯瞰できます。


カードはこのようになっています。

出来事
ユーザの
心の声
行為の背景にある
生活価値


星KA法の分析手順

0事前準備
 ユーザ調査で得られた結果をテキスト情報として整理

1カード化の作成/価値抽出
 テキスト化された情報から、出来事を抽出→価値意識を抽出

2価値マップの作成
 脱コンテキスト化・脱個人化

3既存製品のマップ展開
 抽出した価値をすでに提供している既存製品を調査し、その写真をマップに貼り、アイディアのヒントに。

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今回の会では、「出来事」が書いてあるカードに
心の声」と「生活価値」を埋めていく、というワークをしました長音記号2
なかなか面白かったですニコニコ


CAUXのブログ


ひとつの「出来事」からいくつもの価値が出てきました目

【例】

「観光地の概要を調べるのに、るるぶを参考にするのは、書籍だと定番の観光地が分かりやすいから。
Webで検索した場合は、定番の観光地がわかりにくい。」

といった出来事に対して、「心の声」。↓↓

①Webは情報量が多くてわかりにくいから、まとまった情報がほしいよね。
②初めはどこに行きたいのかピンポイントわからないから、有名どこをパラパラ眺めたいよね。

(ここで「心の声」は「~よね」といったお姉口調で書くのがポイントだそうです!笑)


次に「心の声」よりなるべく抽象的な言葉で「生活価値」を抽出します。

①まとまった情報がわかりやすい価値
②有名な場所をパラパラ眺めながら旅する価値


似てるようですが若干違いますよね?
まとまっていて、「わかりやすい」価値 と 
まとまっていて、「パラパラ見ながら旅ができる価値」ですニコニコ


このように、ひとつの出来事であっても、価値はいくつか抽出できます。
相手の言葉から価値を抽出するって結構大変でしたーあせる
でも普段から意識してトレーニングしていくとよさそうですアップ




ワークはここまででしたが、
本来はこのカードをチョキチョキ切って、
「出来事マップ」と「価値マップ」をつくります。

そして類似価値をまとめグルーピングします。
こうすることで、平均的な価値や局所的な価値だけでなく、
調査結果で得られた全体を俯瞰できるようになります。




KA法は、ユーザのニーズではなく、価値に着目するため、
明確なに図がつかみにく成熟市場の場合でも、
商品コンセプトのアイディアを発想しやすくする大きなメリットがありますチョキ音譜


注意ニーズにコンセプトを合わたときのデメリット
①「強い」ニーズに「弱い(と感じる)」ニーズが消されてしまう
②感情面よりも機能面にフォーカスが当たりやすい


なので、「価値」に合わせていくと多様性も生まれ、付加価値が連想されるんですねニコニコ
ユーザの心理や満足感などの感情的ニーズを扱いやすくなるそうです。


個人的な考察ですが、
このやり方は新しいコンセプトを考える際に
かなり有効的な方法だと思いました。
ただ、ユーザ調査から価値マップをつくるまでかなりボリューミーなので、
普段から「この人は◯◯な価値がありそうだ」といった
「◯◯な価値」を考えるトレーニングをしていると良さそうです。
相手の価値を意識していくと、いろんな価値に巡りあえて
個人的にも成長できそうです目ラブラブ