満を持しての“同窓会”! 「劇場版 TRIGUN -Badlands Rumble」初日舞台挨拶

» 2010年05月24日 17時35分 公開
[Girl's OH編集部,ITmedia]
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 前日の冷たい雨から一転、暖かな春らしい陽気となった4月24日の朝。池袋サンシャインシネマには、その瞬間を待ちわびる観客で満杯に。そう、この日はファンが待ちに待った「劇場版 TRIGUN -Badlands Rumble」の公開初日。それを記念した初日舞台挨拶がこの日行われた。


 1998年にテレビアニメ化され大ヒットを記録した「トライガン」。原作シリーズは2007年に完結を迎え、2009年にはSF大会で星雲賞を受賞。往年のファンの期待もあってか、この日2回行われた舞台挨拶付きの上映回は早々に売り切れ。

 この日の登壇者は主人公ヴァッシュ・ザ・スタンピード役の小野坂昌也、ニコラス・D・ウルフウッド役の速水奨、今作の新キャラクターである美貌の女賞金稼ぎ、アメリア・マクフライ役の坂本真綾、監督の西村聡氏、原作者の内藤泰弘氏。登場した瞬間の客席からの歓声は、長年のファンの“待ってました”という気持ちの表れではないだろうか。

 全員の挨拶に引き続き「感慨深いですね」(小野坂)「テレビシリーズでやってたときには気付かなかったことが。12年振りに小野坂さんを愛しく感じました(笑)」(速水)「メンバーがそろったときに感動的でしたよね」(小野坂)とそれぞれがコメント。コントのような2人の掛け合いは長年の付き合いならではないだろうか。やはり、キャスト、スタッフにとっても「トライガン」の映画化は感慨深いものだったようだ。

 そんな中、新メンバーとして参加した坂本は「本当に緊張しました。(スタッフ、キャストの)皆さん12年前からの想いがあるので、朝会った瞬間から熱気があって。そこになじんでいけるのか心配でしたけど……アメリアという役は劇中でヴァッシュと初めて出会うので、そういう意味では役の気持ちとシンクロできたと思います」とのこと。が、前の回では上映後の挨拶だったものの、この回は上映前の挨拶とのことで、坂本をはじめネタバレしないように四苦八苦していたようだ。


 そんな状態で映画のお薦めの部分を聞かれ、「全編詰まっているマカロニウエスタン的な雰囲気を楽しんでください」(小野坂)、「音楽ですね。あと、いい人は実はあまりいなくて、悪党ばかりの映画なんですけど、中に出てくる三悪人が可愛いです。おススメです」(速水)と回答。坂本の「言えないことが多いんですけど……私的にはウルフウッドさんが格好良かった」との言葉に会場は大爆笑に包まれた。なんともいえないような表情をした小野坂だが「いいの! ヴァッシュはそういうのはテレビの時から慣れてるの!」とフォローしていた。また、スタッフ側からは「撮影がデジタルになって使える色数が無限大に増えた。逆に選ぶのが大変だったり(笑)」(西村監督)、「ものすごい数の役にもたたないような荒くれが出てきます」(内藤監督)というコメントも。

 今回、ストーリー原案など大きく関わった原作者内藤氏も映画版の完成は感無量のようで、「大きなヴァッシュを見られるという“体験”はうれしい! また、すべてのキャラクターがみんな“らしく”出てきます」と本当に嬉しそうだった。

 締めの挨拶では「劇場版になるよ、とは聞いていましたけどなかなかオファーが来ないので、新しいヴァッシュが誕生するのか、と思ってました(笑)。素晴らしいクオリティで絵と音をスタッフが仕上げてくれました。一回で終わるのがもったいないので、みなさんの応援で劇場版第二弾ができればと思ってます」(小野坂)、「この映画は“大人の遊び”。コロナビールかなんかラッパ飲みしながら帰って貰えればいいな、と思います」(速水)、「12年前から待っていた方も多いと思いますし、キャスト、スタッフの皆さんの思いの強い作品というのをとても感じています。そういった愛されている作品に新しく参加させて貰えてとても嬉しいです」(坂本)とキャストの言葉に、会場から拍手喝采が起こった。

 内藤氏曰く“同窓会”というこの作品。12年間分の技術の進歩も詰め込まれているようで、特に小野坂が舞台上で何度も繰り返したように「使う銃によって、床に落ちる薬莢の音を変えている」(小野坂)ほどの“音”と“音楽”へのこだわりは半端ではないようだ。ぜひそのクオリティを劇場で体感して欲しい。


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