マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は、リヴァプールMFスティーヴン・ジェラードに怒りを示している。3日に行われたプレミアリーグ第37節、リヴァプール対チェルシーの一戦で、ジェラードはチェルシーFWディディエ・ドログバにバックパスで“アシスト”をしてしまった。これを機にチェルシーは勝利を収め、リーグ制覇に半分手をかけることとなっている。

ファーガソン監督は憶測をかき立てようとなどしていない。だが、リヴァプールのキャプテンが犯したミスに怒りを示しているのだ。英紙『サン』の中で、ファーガソン監督は「試合後にジェラードのミスを見た。あれは間違いなくビッグプレゼントだ。だが、もうどうしようもない。今の我々は前へ進むしかないんだ」とコメントしている。

「前進する」というのは、最終節でマンUがストーク・シティを下し、チェルシーがホームでウィガンに勝たないことを願うという意味になる。前者は実現可能だが、後者はあまり可能性のないことだ。ファーガソン監督は「何が起きるかは誰にも分からない。サッカーはクレイジーだからね。でも、今の我々はできないことを試みているようなものだ」とコメント。「我々がしなければいけないのは、自分たちの試合に勝つことだ。ウィガンについては何も言いたくない。素晴らしいチームだし、何をしなければいけないかは分かっているからね」と続けている。