【4月20日 AFP】ネパール・カトマンズ(Kathmandu)にあるトリブバン大学(Tribhuvan)の学生は、2か月以上前に行われた年度末試験の結果を知るまで、まだまだ待たされそうだ。なんと解答用紙の多くがネズミに食べられてしまったからだ。

 地元警察によると、数百枚の答案は未採点のまま、鍵付きの部屋で厳重に保管するために地元警察署に預けられた。ところが、手違いでネズミが出没する倉庫に置かれてしまったのだ。

 警察当局者は、「試験は2か月半前に行われた。われわれは答案を安全な部屋で保管していたが、数日前、答案の一部がネズミに食べられているのを発見した。ただちに大学側に伝えたが、大学側が引き取りに来たのは、この事実が報道された後の今日だった」と語った。

 地元英字紙ライジング・ネパール(Rising Nepal)によると、答案は水漏れするパイプがある老朽化した建物内に保管されていたと報じているほか、「とんでもない怠慢」だとして大学側を批判した。

 これまでのところ、大学関係者のコメントは得られていない。(c)AFP