「企業の成長助けると証明したい」 ウッズが復帰戦会見
【ニューヨーク=蔭山道子】米プロゴルファーのタイガー・ウッズ選手は5日、復帰戦となるマスターズ・トーナメントの開催地である米ジョージア州のオーガスタ・ナショナル・ゴルフ・クラブで記者会見を開いた。「ギャラリーの温かい声援に感動した」と述べ、ファンに謝意を示した。35分間にわたる会見でウッズ選手は同トーナメントに勝ちたいとの意欲も表明した。
不倫騒動で自身が約4カ月間、公の場から遠ざかっている際に他のゴルフ選手がメディアから質問を浴びた点について「迷惑をかけて申し訳ない」と述べた。2月ごろまでは復帰の見通しが立たなかったものの「練習をするにつれ、復帰への思いが強まった」と語った。
過去の自らの行動について「多くの親しい人々を傷つけた」と改めて謝罪。すべての責任を負っていく覚悟を示した。不倫騒動を機に企業のスポンサー契約を失った点にも言及し「企業の成長を助けるにふさわしい(人物だ)ということを証明していきたい」と述べた。