毎日新聞が、TBS「がっちりアカデミー」における“過剰演出”問題を伝えている。
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TBS:過剰演出で謝罪 「がっちりアカデミー!!」で
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TBSは2日、6月18日に放送したバラエティー番組「がっちりアカデミー!!」の中で過剰な演出があったとして、番組内で謝罪した。
番組では、浅い眠りと深い眠りのどちらが目覚めがよいかを確かめるため、それぞれの眠りから目覚めた状態の番組スタッフに計算問題を解かせた。
放送では、浅い眠りの結果が100点、深い眠りが40点だった。しかし100点は編集上必要な映像の撮影時に、ある程度目が覚めたスタッフが得た結果で、実際に眠りが浅い時のテスト結果は80点だった。
制作担当者は「分かりやすく伝えられる」と判断し放送したという。TBSは「このようなことが起きないよう、厳重な内容のチェックと確認を徹底したい」とコメントしている。
(毎日新聞 2010.07.02)
そして、TBSの番組サイトには、以下のような“お詫び”が掲載されている。
<6月18日放送のお詫び>
6月18日に放送した「がっちりアカデミー」の中で、浅い眠りの時と深い眠りの時とで、人はどれくらい寝起きが違うものかを確かめるコーナーがありました。
この中で番組スタッフが行った計算テストの結果として、眠りが浅い時には100点、眠りが深いときには40点だったとお伝えしましたが、眠りが浅い時の実際のテスト結果は80点でした。100点だったのは、ある程度目覚めた後で行ったものでした。
80点と40点でも十分に違いを説明できたはずですが、制作担当者が100点の方がより分かりやすく伝えることができると考えて、実際の結果と100点の答案を織り交ぜて編集を行っていました。
視聴者の皆様と撮影にご協力いただいた関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。今後このようなことが起きないよう、厳重な内容のチェック、確認を徹底して参ります。
うーん、まだこんなことやってるんだ。
懲りないですねえ、というのが第一印象だ。
「発掘!あるある大辞典Ⅱ」納豆ダイエット篇のデータ捏造問題を忘れたのか。
いや、まったく学習していないのか。
「制作担当者が100点の方がより分かりやすく伝えることができると考えて」と説明しているけど、これって、テスト結果という「データの捏造」、もしくは「データのすり替え」でしょう。
それとも、TBS側は、この作り方を、「眠りが浅い時には計算テストで100点がとれる現象」の「再現」だと言いたいのだろうか。
「再現」であるなら、自分たちは再現という行為によって、5W1Hのどこを変えることになるのかを、考えてみたのだろうか。
80点か100点か、という部分だけ見れば、たいした問題に見えないかもしれないが、またもや「テレビに対する信頼感・信用度」という意味では、実につまらないことをやらかしたものだ。
小林麻耶サンも、とことん運がないですね。