ドジャースの黒田博樹投手(35)が今季の残り試合に登板しないことが29日、決まった。3年契約の最終年でシーズン終了後にフリーエージェント(FA)となる黒田は、今後について「すべて白紙の状態」と横一線を強調した。古巣の広島を含む日本球界と大リーグ球団の間で、争奪戦が繰り広げられる可能性もある。

 黒田は28日のロッキーズ戦に先発し、6回1/3で6安打5失点だった。10月3日の今季最終戦に登板するか打診されていたが、29日にトーリ監督と話し合って登板回避を決めた。黒田は「自分の中では昨日までというのがあったので」と話した。

 黒田は今季、31試合にいずれも先発で登板し、自己最多の11勝(13敗)を挙げ、防御率は3・39。メジャー通算は83試合で28勝30敗、防御率3・60。