緊急地震速報の警報出ず 福島で震度5弱
13日午後0時32分ごろ、東北地方から東海地方にかけての広い範囲で地震があり、福島県相馬市と浪江町で震度5弱の揺れを観測した。地震による津波の心配はない。気象庁は「今後1週間程度、震度3~4の余震に注意してほしい」としている。
同庁によると、震源は福島県沖60~70キロで、震源の深さは約40キロ、マグニチュード(M)は6.2と推定される。地震の影響で、東北新幹線小山―一ノ関間で一時運転を見合わせ、上下線約15本に最大10分程度の遅れが出た。
今回の地震では、最大震度が5弱と緊急地震速報(警報)の対象だったが、最大予測震度を4と低くみたため、警報は発表されなかった。同庁では「この程度の誤差はやむをえない」と話している。2007年10月の運用開始以降、5弱以上の地震は今回で15回目で、予測が過小で速報が出なかったのは6回目。
各地の主な震度は、震度5弱=福島県相馬市、浪江町▽震度4=福島市、仙台市、茨城県日立市▽震度3=宇都宮市、前橋市、千葉市