極秘訪中:情報リークのされ方が気になりますが | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

極秘訪中:情報リークのされ方が気になりますが

秘書です。
情報リークされた与党極秘外交の動向が注目されます。



■<中国>駐朝大使が中旬に極秘来日 民主執行部と会談
毎日新聞 9月30日(木)2時32分配信
 北朝鮮に駐在する中国の劉洪才大使(55)が今月中旬、極秘裏に来日し、民主党執行部のメンバーらと会談していたことが分かった。複数の日中関係者が毎日新聞に明らかにした。沖縄県・尖閣諸島沖での漁船衝突事件をめぐって意見交換したとみられる。劉大使は中国訪問中の細野豪志前幹事長代理と関係が深いとされる
 劉大使は今月12~15日に来日した模様。日本語が堪能で、89年から約3年間、在日大使館に勤務し、日本政界とのパイプも太い。03年から中国共産党で外交を担当する対外連絡部副部長を務めた後、今春から北朝鮮駐在大使。中国首脳の訪朝などに随行し、金正日(キム・ジョンイル)総書記との会見にも数多く同席している。
 日中関係のほか、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議や日朝関係などについても意見交換した模様。【西岡省二】


今月12-15日という日程にはどのような意味があるのでしょうか。日本の外務省は接触したのでしょうか。民主党執行部のメンバーしか接触していないのでしょうか。何らかの党の肩書きでの来日なのでしょうか。細野極秘訪中は、党中連部ルートでの訪中か。複数の日中関係者がこの時点でリークした目的は?


■<尖閣衝突>日本側、首脳会談模索か 「弱腰外交」批判必至
毎日新聞 9月30日(木)1時28分配信

 「ボールは中国側にあると申し上げてきた」。仙谷由人官房長官は29日の記者会見で、日中関係改善へ向けた次の行動は中国側が起こすべきだとの認識を強調した。しかし、菅直人首相は同日、その裏で民主党の細野豪志前幹事長代理を首相特使として北京に派遣。関係改善の働きかけを強めた。

 沖縄県・尖閣諸島沖の漁船衝突事件をめぐり那覇地検は24日、中国人船長を処分保留のまま釈放し、日本政府として関係改善へ向けた譲歩の姿勢を示した形になっている。だが、中国側は事件自体を認めず「謝罪と賠償」を要求。日本側も衝突された巡視船の修理代を求める方針で、日中関係は緊迫したままこう着状態に陥っている。

 菅首相は細野氏訪中への関与を否定し、表向き中国側の対応を待つ姿勢を変えていない。しかし、民主党関係者によると、27日に首相官邸が細野氏に訪中を依頼し、28日に正式に決まった。訪中の費用も官邸が負担しているという。細野氏は仙谷氏と同じ前原誠司外相のグループに属している一方、中国との関係が深い小沢一郎元幹事長とも近い。昨年12月の小沢氏の訪中時には中国側との事務折衝役を務めていることから、関係者は「小沢さんの影響力を生かしながら、官邸とつながりがある細野氏が特使に選ばれた」とみる

 首相は10月1日召集の臨時国会を優先するため同月4、5日にベルギーで開かれるアジア欧州会議(ASEM)首脳会議への出席をいったん断念したが、27日に出席する方針を表明。細野氏への依頼時期と重なっており、同会議に出席する中国の温家宝首相との日中首脳会談を模索する狙いもあるとみられる

 ただ、「尖閣諸島をめぐる領土問題はない」としてきた日本側から重ねて中国に関係改善を働きかける形になり、「弱腰外交」との批判がさらに高まるのは必至。前原外相は29日夜、記者団に「今の段階でこちらからアクションをとる必要はない」と不快感を示した。【野口武則】


最後の前原外相の指摘は正しい。上記記事とあわせると、官邸+党が外務省抜きで二重外交か。


■<尖閣衝突>民主・細野氏訪中…首相特使 要人に親書伝達か
毎日新聞 9月30日(木)1時25分配信

 菅直人首相は29日、民主党の細野豪志前幹事長代理を首相特使として中国・北京に派遣した。沖縄県・尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で悪化した日中関係の改善を図るため、細野氏に首相のメッセージを託したとみられる。細野氏は中国側の要人と会談し、30日に帰国する予定。
 細野氏は29日夜、北京のホテルで記者団に「私自身の人間関係の中で来た。それ以外は申し上げられない」と説明を避けた。菅首相は記者団の質問に「全く承知していない」、前原誠司外相も「政府と全く関係ない。(親書を託したということは)100%ない」と政府の関与を否定したが、民主党関係者は「首相から依頼された。首相の親書を持っていく密使の位置づけだ」と明言。細野氏を乗せたとみられる車列が釣魚台迎賓館に入るところが目撃されており、中国側は賓客として迎えた模様だ。
 首相はアジア欧州会議(ASEM)首脳会議出席のため10月3日から5日までベルギーのブリュッセルを訪問する予定。同会議に出席する中国の温家宝首相との日中首脳会談を働きかける狙いもありそうだ。【野口武則】


「親書」は存在するのか。細野会見に大使館員は同席しているのか。(あえて、誰に会ったのかは問いません。マスコミも序列何番目に会った、すごい、とか、すごくないとか、そういう報道は控えましょう。それが政治家のKOWTOWのインセンティブとなります)


■民主・細野氏 中国側と協議か
9月29日 22時51分
尖閣諸島の日本の領海内で起きた中国漁船による衝突事件をきっかけに日中関係が悪化しているなかで、民主党の細野豪志前幹事長代理が29日から北京を訪問しており、事態の打開につなげるため、中国側の関係者と協議しているものとみられます。
民主党の細野豪志前幹事長代理は、29日午後、北京入りしました。民主党関係者によりますと、細野氏は30日の夜帰国する予定で、沖縄県の尖閣諸島の日本の領海内で起きた中国漁船による衝突事件をきっかけに日中関係が悪化しているなかで、事態の打開につなげるため、中国側の関係者と協議しているものとみられます。細野氏の中国訪問には、内閣官房専門調査員として、総理大臣官邸に派遣されている党職員らも同行しており、細野氏は、去年12月に当時幹事長だった小沢元代表の中国訪問にも参加しています。一方、菅総理大臣は、29日夜、記者団に対し、細野氏の中国訪問について「まったくこの件は承知していない」と述べました。


「官邸+党」と外務省の関係は大丈夫?分断されていませんか。二重外交は国益を損ねます。そして、極秘なのにペラペラしゃべる民主党関係者、何の目的?功名心?民主党内政局?いまの段階は国益と危機管理以外を目的とするリークは問題です。情報管理は大丈夫ですか。これは統治能力の根幹の問題です。