外部の脳使ってますか?
Evernoteは「すべてを記憶する」をキャッチコピーに、あらゆる情報を記録し、どこからでもその情報を取り出せるのが魅力な、クラウド時代を代表するサービスです。そのEvernoteの日本語版クライアントソフトが今日から提供開始しています。本日はその発表会が行われ、多くの日本サードパーティとの連携もリリース。日本を重要視している姿勢が伝わってきた発表会の様子をお伝えします。
まずはEvernoteの日本語版について。
これはWeb版、クライアントソフト版で日本語化が完了しています。今まで英語オンリーだったユーザーインターフェイスが、全て日本語になっており、英語に抵抗がある方にはだいぶ取っつきやすくなりました。Web版ではSetting→Personal settingsからlanguageで変更できます。
続いて「Evernote × Canon」
Canonのドキュメントスキャナー「imageFORMULA DR-150」が、Evernoteとの連携に対応し、Mac OS用ソフトウェアを4月にリリースします。
DR-150を使ったEvernote連携機能では、斜行補正、白紙スキップなどの画像処理機能を施した上で、PDFとしてEvernoteに保存することが可能になります。
簡単写真アップロードSDカード「Eye-Fi」とEvernoteの連携は以前から利用できていましたが、今回は、アイファイジャパン直営オンラインストアから「Eye-Fi Share」を購入すると、Evernoteのプレミアム会員1年分(5200円相当)が無料提供されます。このキャンペーンは5月末まで実施予定。
なんともアナログな手法ですが、「abrAsus 保存するメモ帳」との連携がおもしろかったです。abrAsusは、分厚いノートを持ち歩かずに手ぶらスタイルを実現し、使用するA4用紙はどこでも手に入るでしょ? という発想から作られた製品です。「Evernote × スキャナ × abrAsus」の環境を構築してしまえば、いつでもどこでも手書きメモにアクセスできるようになります。
Evernoteユーザーの方には気になる、画像文字検索。これは「ひらがな・カタカナ」についてはほぼ完了。あとは漢字ですが、漢字については段階的に対応していくとのことです。ちなみにEvernoteのCEOフィル・リビン氏は現在、漢字学習中をしているそうですよ。氏の学習内容によってEvernoteの今後が変わってくるかもしれませんね。
(大野恭希)