Googleが、ソーシャルゲーム内でのグッズ売買などに利用できる仮想通貨プラットフォーム「Social Gold」を提供するJamboolを買収した。
米Googleが仮想通貨システム企業の米Jamboolを買収した。Jamboolが8月13日(現地時間)、公式ブログで明らかにした。買収総額など詳細は公表していない。
Jamboolは2006年創業の、カリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置く非公開企業。2007年からFacebookなどのSNS向けアプリケーションの提供を開始し、現在は仮想グッズの換金や支払いを管理するシステム「Social Gold」を開発者向けに提供している。Social Goldでは、ソーシャルゲームなどでの支払いシステムを構築したり、ゲーム内経済状況の分析・レポーティングツールを利用できる。
オンラインゲーム市場の拡大に伴い、2010年上半期にSocial Goldで処理した決済の量は前年同期の2倍以上になったという。
買収後も現行のサービスは継続するとしており、ブログには「Googleの世界中のユーザーにSocial Goldのプラットフォームを提供できるのを楽しみにしている」とある。
Googleは7月にソーシャルゲーム大手の米Zyngaに1億ドル以上を出資したと報じられており、8月に入ってZyngaの競合である米Slideを買収したことから、同社がゲーム市場に参入するといううわさが流れている。
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