検察官の自己監視組織が無いことにふと気付いた。刑務官も同様である。
しかし最近検察官の個人犯罪や、三井環氏が告発した裏金作りなど組織犯罪も指摘されている。
刑務官も収容者の虐待など日常茶飯事のように報道されている。

自衛隊なら警務隊、警察官なら監察官という身内の犯罪を厳しく取り締まる機関が独立して存在している。彼らは身内には甘くない。むしろ厳しすぎるといっていいだろう。しかし検察官には検察官適格審査会という有名無実化している組織はあるものの、個人犯罪を厳しく取り締まることはできないのだ。

例えば捜査と称して個人的に違法行為をすることは十分に可能だろう。少なくとも何か後ろめたい事をしている人が検事に何かいわれたら・・・・

あるヤメ検検事が以前テレビ番組で、「検察官は正義の味方なので不祥事はしない」様な趣旨のことを言っていた。これこそまさに一番危険なことである。人間にはかならず悪い部分がある。それは首をもたげてくることがある。多くの人はそこで一線を越えないが確率的に超える人間はゼロにはならないものである。

公訴権を独占し、独自捜査権も持ち国家権力をも取り締まる力を持つ検察官を牽制する組織は絶対に必要である。生ぬるい組織では規律が保てまい。

検察の正義 (ちくま新書)
郷原 信郎
筑摩書房
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今度郷原さんと対談した本がでるみたいです。

全然関係ないが、面白い記事。

動画:筋電読唇術でクチパクをテキスト化

これいいな。コンパクト化出来てスマートフォンと一緒に使いたいかも。

あと宇宙関係の記事紹介されました。

ホリエモン直撃インタビュー、ロケット開発について聞く~目指すは小惑星、そしてその先へ

小惑星の資源探査衛星っていいと思ったんだよね。赤外線観測衛星は地球外から多くは地上に向けて観測するものだけど、小惑星の資源だけでターゲットした衛星って無かったと思うんだよね。

恐竜絶滅はやはり隕石のせいだった!と結論付けられる。

にも書いたけど、ウランとかレアメタルが存在する小惑星は地球の軌道近くを通るものすらあるはずだ。もちろん火星と木星の間にはもっと沢山あるだろうけど。なんせたまたま衝突した小惑星に沢山のイリジウムがあったくらいだからね。ウランなら、探査も他の重金属元素よりも容易なはずだ。もし見つけられたらそこまで原子力ロケットエンジンをもっていって精錬したウランでもっと遠くにいける宇宙船を作れるだろう。

他にも映画アバターばりの資源探査をビジネスにする人たちも出てくるだろ。
つまり小惑星資源探査には、重要なことは2つあり、一つは冒険の可能性が広がることと、もう一つは宇宙開発が純粋研究目的や観光目的だけでなくビジネスになることで投資が集まり競争原理が働くことだ。より安くより遠くにいける宇宙船の開発競争が勃発する。これこそ、私が待ち望んでいた世界なのだ。