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【日経BO連載最新版】
第四回【デフレ環境下でインフレ対策を叫ぶ 「規制緩和しろ! 生産性を向上しろ! ムダを削れ!」すべて誤り】


 本日のエントリーは、何か懐かしいタイトルですが、2009-10-18の「嫌われたくない人  」あるいは2010-05-05「特異なキャラクターの持ち主  」  同様に鳩山由紀夫氏ネタです。

 しばらく、政局ネタはやめておこうと思ったのですが、今回の民主党代表選挙における鳩山氏の動きが、あまりにも面白かったので、記念と記録のために。


『2010年8月25日 読売新聞「外堀埋められた?…鳩山氏、小沢氏に「菅支持」」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100825-OYT1T00178.htm?from=top
 鳩山前首相が24日夜の小沢一郎前幹事長との会談で、9月の民主党代表選では菅首相を基本的に支持する考えを伝えたことで、小沢氏の代表選出馬は厳しい情勢になってきた。
 党内でも首相再選を支持する声が広がっており、「小沢氏は外堀を埋められた」(党幹部)という見方も出ている。(後略)』


『2010年8月26日 リアルライブ「小沢氏出馬表明で、風見鶏発言の鳩山前首相に批判集中」
http://npn.co.jp/article/detail/81089232/
(前略)菅直人首相(63)の前では「続投を支持する」と言っていたのに、26日朝に小沢氏と会談すれば「これが大義だ。応援する」と、どちらにもいい顔をしたがる態度に呆れる党員まで出る始末だ。
 ある民主党の新人議員は「きのうまで菅続投を支持していたのに、一夜明ければ小沢さん支持に前言を翻すなんて、党の領袖として有り得ないこと。新人議員の多くは、きょうの鳩山さんの発言で一体どちらにつけば(投票すれば)いいのか困惑しています」と話す。』


『2010年8月27日 時事通信「「友愛見えぬ」と首相批判=鳩山氏」
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%bc%f3%c1%ea%c8%e3%c8%bd%a1%a1%c8%b7%bb%b3%bb%e1&k=201008/2010082700020
 民主党の鳩山由紀夫前首相は26日、滞在先のモスクワで記者会見し、「菅直人首相のここ数カ月の政策には(鳩山氏の持論である)友愛の政治は十分に見えない」と批判した。党代表選への立候補を表明した小沢一郎前幹事長については「心の政治に力点があるのかなと思っている」と指摘。小沢氏を支持する考えを表明した。(後略)』


『2010年8月27日 スポーツニッポン「「鳩山氏言うことコロコロ」党内から不満噴出」
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/08/27/05.html
 鳩山氏は小沢氏支持の理由について「わたしの一存で小沢氏に民主党に入っていただいた。その経緯からして応援する。それが大義だ」と、終始神妙な面持ちで話した。しかし、党内からは「キングメーカー気取りなのでは?」との不快感を示す声が上がっている。(中略)
 あまりの変わり身の速さに、ある閣僚の1人は「鳩山氏はその場その場で言うことが変わる」と不快な様子。菅グループの幹部も「この間まで菅氏の再選を支持する考えを示していた。何を考えているか分からない」と戸惑いを隠せないでいた。(後略)』


 いやあ・・・・。改めて考えても凄い人です、鳩山由紀夫という人は。
 この人が首相になった頃から(なる前から)、
「鳩山由紀夫という人は、最後に話を聞いた人の意見に染まる」
 と書いてきましたが、あれは実際に鳩山氏と話をした人たちの実体験に基づいていました。しかし、首相就任、首相退陣を経ても、全く変わっていませんね。


 民主党の中には「キングメーカー気取りか!」と怒っている人がいますが、別に鳩山氏はそんなつもりはないと思います。ただ彼は、その場において最も正しいと思っていることを「相手を怒らせないように」喋っているだけの話です。この後、菅直人首相の前に立ったときは、またまた前言を翻してしまうのではないでしょうか。


 さすがは保守派の前で「憲法は改正されなければならない」と言った翌日、護憲派の前で「憲法は現状のまま維持されなければならない」と言ってのける人でございます。しかも、この人の場合、ちっとも悪気がなく、誠実に「前言を翻し」「他者を裏切る」わけですから、本当に始末に終えません。
 
 ところで、民主党の代表選挙に絡み、これだけは書き残しておきたいと思います。民主党は、「代表選挙」に投票可能な党員やサポーターについて、わざわざ「在日外国人の方でもOKです。」と明記している政党です。


『民主党「あなたも民主党に参加しませんか?」
http://www.dpj.or.jp/sub_link/volunteer/
党員とは?
○民主党の基本理念と政策に賛同する18歳以上の方なら、どなたでもなれます。
 (在外邦人または在日外国人の方でもOKです。)
(中略)
サポーターとは?
○民主党を応援したい18歳以上の方なら、どなたでもなれます。
 (在外邦人または在日外国人の方でもOKです。)
(後略)』


 産経新聞の記事(【主張】民主党代表選 外国人の投票参加見直せ  )にもありますが、与党の代表選挙、すなわち日本国の内閣総理大臣を事実上、選ぶ選挙外国人が参加できるのは、明確な憲法違反です。しかも、民主党は党員やサポーターにおける外国人の割合を公表していません。


 外国人が日本国の首相選択に関与してしまうのは、法的にはもちろん、日本国民の国民感情からしても「異質」としか言いようがありません。民主党が是正しないとういのであれば、結局のところ、この事実を可能な限り大勢の日本国民に知らしめ、選挙において国民自身が是正するしかないと考えるわけです。
 そういう意味で、今回の民主党代表選挙は、ある意味で決定的な事例になるかも知れないわけですね。


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