湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ブラームス:交響曲第3番

2009年09月28日 | ドイツ・オーストリア
○ロスバウト指揮ACO(RICHTHOFEN:CD-R)1950年代

作為的なところや音色への配慮以外に、客観主義的な部分はほとんど感じられないのがロスバウトのライヴだが、この演奏もイメージと実際の乖離を実感させる柔軟なものだ。終楽章で作為的な表現が感じられはするもののおおむね自然で、ドイツ的な重厚な響きよりもウィーン的な軽やかな流麗さすら感じさせるのが更に意外でもある。ただ手兵ではないせいかライヴのせいか、瑕疵が無いわけではなく、相対的に雑に感じられる要素もある。それは録音のせいかもしれないが。良演。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シューマン:トロイメライ(... | TOP | チャイコフスキー:弦楽四重... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | ドイツ・オーストリア