年に何度か

年に何度か書くブログ。昔は日記だった。

★★★☆/GAMER

ららぽーと横浜にて。面白かったです。

例えば、「セカンドライフ」でプレイヤーが操作する仮想空間の中のキャラクターが実際の人間だったら。FPSで操作するキャラクターが死刑囚だったら。それが可能になった、少し未来の設定。ある意味では「アバター」や「サロゲート」に近いけど、あれはリアルな人間がリアルな人間(あるいはアンドロイド的なもの)を操って生活しているのに対して、本作「GAMER」ではリアルな人間がリアルな人間を操ってゲームをしている。という微妙な違いがある。

リアルFPSともいえる「スレイヤーズ」のハンディカメラをつかった映像は、今風とも言えるけど、個人的には臨場感があって結構好き。操作されているのは死刑囚で、操られているため自由には動けないが、意識はある。後ろに気配を感じているのに振り向く操作をしてもらえなくて焦ったりとか。
リアルセカンドライフともいえる「ソサエティ」の表現は、いかに仮想空間というものが下らないかを皮肉っている感じ。プレイヤーは仮想空間で人とぶつかろうと別に気にしないが、操作されているのは生身の人間であるため、生傷を負ったりする。
スレイヤーズ」を操作するプレイヤーは、360度スクリーンに向かって「キネクト」のように体全体を動かして操作する。まさにXBOX360