ピート・ドハーティは4月8日にスネアズブルック高等裁判所にて行われた罪状認否でコカインの不法所持を認めた。
裁判は昨年1月にコカインを過剰服用して死亡した映像作家ロビン・ホワイトヘッドの死に関連して行われているもので、今年の2月に下級裁判所で行われた罪状認否ではピートは罪状を認めていなかった。
この認否を受けてデヴィッド・ラドフォード判事はピートに5月20日に行う判決への出廷を命じたとBBCが伝えている。
また、ラドフォード判事はピートの「よろしくない」前科についても触れ、ピートの弁護人であるピーター・ラトリフにこう問いかけた。「人が同じ法律を繰り返し犯すことになる時、その法は実行されなくてはならなくなります。あなたのクライアントは自分が実刑判決を受けかねない状況に置かれていることを自覚しているのでしょうか」。
今回の公判ではピートとともに事件への関与を問われているピーター・ウルフとピートの友人アラン・ワスの罪状認否も行われ、ピーターはコカインの不法所持とさらにロビン・ホワイトヘッドにコカインを融通していたことも認めた。一方、アランはコカイン不法所持を認めなかった。
ゴールドスミス財閥の令嬢で美貌の映像作家として知られたロビン・ホワイトヘッドはその死の際、ピートについてのドキュメンタリー作品をまとめているところだったとされている。ロビンはピーター・ウルフが借りているマンションで死亡しているところを発見されたが、そこはもとはピートの自宅だったことでも知られているところだった。
ピートはこれまで薬物絡みで2004年と2008年に2度投獄されている。
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