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パンデミックに挑む

鳥インフルエンザのヒト感染例、インドネシアで新たに2例確認

 WHOは3月14日、インドネシアで鳥インフルエンザH5N1のヒト感染例が新たに2例確認されたと発表した。2005年以降、174例の確認例となった。うち144例が死亡している。2011年に入ってからは3例目。

 患者は2歳男児(Depok市在住)と31歳女性(Bekasi市)。2歳男児は、2月3日に症状が現れ、2月5日に診療所に入院し、2月6日に病院へ転院した。しかし2月6日に死亡した。感染経路としては、病気あるいは死んだ家禽との接触が疑われている。

 31歳女性は、2月23日に発症し同月25日に診療所に入院した。同月28日には病院へ転院し、タミフルによる治療を受けていたが、3月1日に死亡した。感染経路としては、生きた家禽を目の前で処理する市場へ出かけていたことが分かっており、その場での感染が疑われている。

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