LUNACY 東京ドーム・ライヴ本編の「終わり方」に感動した話

LUNACY  東京ドーム・ライヴ本編の「終わり方」に感動した話

ライヴでたまに遭遇する「ひとりずつ現れる」あるいは「ひとりずつ去っていく」パターン、これが個人的にかなり好きです。

昨年のクリスマスの夜に行われた
LUNA SEA もといLUNACYの復活ライヴ@東京ドーム。
無料かつ黒服限定ということでも話題になったライヴですが
本編最後の曲「NIGHTMARE」、この終わり方がひとりずついなくなる手法でした。

まずRYUICHIが歌い終わったところで、暗闇の中に消える。
続いてSUGIZOが、エンディングのギター・ソロを華やかに決めて去っていく。
その次は、サイドでギターのアルペジオを弾いていたINORAN。

こうなると、一番最後まで残るのはドラマ―なんだろうな、と思っていたところ、
意外にも、次にビシッと演奏を終えてステージを去って行ったのは真矢。
そして、Jがひとりステージに残って、ベースのリフを延々刻み続けるという構図に。

今まで何回か、こういう終わり方に遭遇してきましたが、
ベーシストが最後の最後を締める、というアイデアは初体験。

長身の彼がひとりでスポットを浴びる姿は美しく、
且つ、このバンドのユニークさを醸し出すという意味でも、やたら効果的。

5万人の視線をひとり占めする中、
骨太なフレーズで最後をグイッと締めくくった姿を見て
“べ―シストでここまで役者な人もなかなかいないよな”と、
あの日、改めて痺れまくったのでした。

写真は、当夜の模様を収録したDVD。
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