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トルコ周遊一人旅 -DAY 3-

2011-01-01 11:57:54 | Travel & Outing
11月1日(月) Join One Day Tour in Cappadocia

 朝食は8時、ツアーは9時半ピックアップと聞いていたのでゆっくり起きるつもりだったのだけれど、アザーンのおかげで5時に目が覚めてしまった。
 イスラムの国でよくやるパターン
 でも、まさに「異国に来ました」的な感覚に入れるので、こんな目覚めも悪くない。

 メールをチェックしたりうだうだとベッドで過ごして、6時過ぎに何の気なしに部屋のカーテンを開けたら、なんと外には気球が!!結構近い!すごっ!
 明日バルーンツアーには参加する予定だけれど、実際にこの目で見るとめちゃめちゃ興奮度が増して、朝からテンションが上がってしまった。


 朝食はテラスにて。
 岩を削って作られている、いわゆる「洞窟ホテル」なので、こんな感じで岩とテラスが一体になっているのだ。
 ギョレメという町はカッパドキアの中でも奇岩が至るところにあるエリアなので、ホテル自体もこんなだし、テラスからの眺めも奇岩だらけでさながら異世界のよう。
 ずーっと見ていても飽きないなぁ。


 ホテルの1階部分はこんな感じ。
 ちなみにこれ、1階といっても外壁がないので、建物の中というわけではない。
 個室に入って初めて屋内になるので、廊下部分やホール部分はすべて屋外。
 岩をくりぬいて作ってあるので、余計な壁はない、ってことか。 
 


 さて、今日参加したのはGreen Tourと呼ばれる、カッパドキアの南西地区を回るツアー。
 いかんせんカッパドキアは広いので、すべてを1日で回りきることは不可能。
 地域によってGreen TourとかRed Tourなど、色で分けた名称がついたツアーが組まれているみたい。
 参加者は15名くらいで、日本人の女の子1人(現在ワーホリで海外滞在中)、韓国人の陽気なおばちゃん1人と新婚夫婦、オーストラリアの女の子1人、スウェーデン人の夫婦、ブラジル人カップル、イギリス人男性1人、などなどの国際色豊かな参加者が集まっていた。
 午前中はあまり話もできなかったけれど、ランチタイムをきっかけにいろんな人たちとおしゃべりできて楽しかったー。
 ガイドはゼムネップという名前のトルコ人女性。話し方が面白くて飽きさせないガイドだった。

 最初に訪れたのはギョレメ・パノラマ。       
 右を見ても左を見ても岩!岩!岩!
 雄大な、そして奇妙な岩だらけの光景が一面に広がるパノラマ風景にはまさに圧巻。


 次はデリンクユの地下都市。
 わりと、この手の地下スポットは好きな方なので、とても楽しみにしていて、地下に入る前のゼムネップの「閉所恐怖症の人ー!」という呼びかけにも自信たっぷりで「No~~!」と答えていた。
 でも、地下7階に下りる途中の道が本当に狭くて、そのとき急に「閉所恐怖症」という言葉を思い出したら息苦して動悸が激しくなってしまった。
 ヤバイ、ヤバイ、と思いながら必死で前に進んで、ようやく地下7階の広いスペースに出てからなんとか落ち着きを取り戻したけれど、自分がこんなちょっとしたパニック状態に陥るなんて、と驚いた。。
 この時点では日本人の子がいることをまだ把握していなくて(英語で会話してたので日本人か韓国人か台湾人か区別できず)、この切迫状態を日本語で共有できなかったこともパニックの一因だったかも。


 ランチの後はウフララ渓谷沿いに3.5kmのハイキング。
 

 渓谷を流れる川沿いを歩いていくのだけれど、どうやらこの川ではトラウトが泳いでいるらしいので、思わず釣りをしたくなってしまったww
 ちょうどランチでおしゃべりをして盛り上がった後だったので、参加者の人たちと話をしながら歩けて楽しかったな。
 1人で参加している人も多かった(特に女性)から、話し相手には困らないし。

 今日のツアーの中で一番スゴイと思ったのは、ウチヒサルの城塞。
 

 これ、お城よ?
 なんでまぁこんな所にお城なんて作っちゃうかな。
 この写真は岩が突き出た突端の部分を撮っているので、全景がよくわからないと思うけれど、一番下から眺めるとかなり高さがあって、迫り来るものがある。
 上まで自力で登れるので(岩肌を登っていくのでスニーカーじゃないと無理!)、かなりの絶景が楽しめた。

 最後は(ツアーもの定番の)ショッピングご案内で、石もののFactoryに強制連行された。
 入った当初は「買わないよねー」と他の女子たちと言い合っていたのだけれど、結局トルコ石のピアスを買っちゃった~。
 35ユーロで気に入ったデザインのものが買えたので満足♪
 (もしもこれが時間に限りのあるツアーじゃなかったら、もっと大量買いしていた危険性大 笑)

 ところで、我々のツアーにはガイドのゼムネップの指令により、スタート時からあるルールが適用されていた。
 1.もしも途中で「Tired」という言葉を発したら「(You have to) sing a song」。
 2.集合時間に最後に戻ってきた人は(たとえ時間に間に合っていても)、「Sing a song」。
というルール。
 ウチヒサルでの集合で、私とスウェーデン人の奥さんが同着ビリとなってしまったため、マジでツアーバスの中で歌うハメになってしまった。うぎゃ!
 帰りのバス内はそんなノリで、Swedish songやらKorean songやらを歌いながら帰ってきたので、みょーーな盛り上がりと連帯感を見せたツアー終盤だった。
 あー楽しかった。
 Green Tour、ランチ込みで70TL(*)なり。

(*)1TL=ざっくり\60くらいで計算してくださいまし。


 外に夕飯を食べに行こうかと思っていたのだけれど、いったん宿に戻ってオーナーのFarukと話をしていたら、「これ食べる?」とトマトソースをあえたマカロニにクリームチーズをかけた料理を差し出してくれたので、ありがたくいただいちゃった。
 たぶんこれ、Faruk家族の夕飯。
 隣で子供たちも一緒に食べてたし。
 まるでホテルに泊まっているというより、Farukの家に遊びに来ているような感覚になる。このフレンドリーさがここのホテルの魅力なんだろうな。

 さて、夜はセマーというメヴラーナ教(イスラム教神秘主義)の宗教儀式である旋舞を見に行った。
 サルハン・ケルヴァンサラユというところに見に行ったのだけれど、夜遅い時間帯から始まるうえ、ギョレメからは車で20分ほどかかるので送迎は必須。
 バスで乗り付けている欧米系観光客が多くて、なぜかこの日この場所ではアジア人をまったく見かけなかった。
 入場料は50TLなり。
 ここは観光客向けではあるものの、宗教儀式を1時間にわたって見せてもらうという本格的なもの。ゆえにディナーショー的なものではないし、写真撮影もNG。
 写真に残せなかったのは残念だけれど、とてもとても不思議で神秘的な踊りだった・・・。
 ずーーーーーっと休みなく回転し続けていて、よくもまぁバランスも崩さず目も回らないものだ。しかも腕は上げっぱなしで目は閉じたまま。
 人によって上手下手が多少あるみたいで、体の重心がしっかりしていて腕の曲げ方もしなやかな人だと、旋回もバランスがとれて美しくて、思わず見惚れてしまった。
 といってもなかなかイメージできないと思うので、ぜひYou Tubeの動画を見てみて!



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