フィル・スペクター、女優銃殺事件の判決を不服として上告へ

フィル・スペクター、女優銃殺事件の判決を不服として上告へ - 1991年作 『Back to Mono』1991年作 『Back to Mono』

女優ラナ・クラークソンが銃撃死した事件をめぐって2009年に19年以上の禁固刑に処されたフィル・スペクターだが、フィルの弁護団は判決を不服としてあらためて上告を起こしたことが明らかになった。

フィルの弁護団は先の判決がフィルと過去に拳銃がらみの事件に巻き込まれたと主張する女性証言者5名の証言をあまりにも偏重しているとカリフォルニア上訴裁判所に訴えた。

今回もフィルの弁護団は、クラークソンは鬱病の影響で拳銃自殺を図ったと主張していて、検察はフィルが過去に拳銃騒ぎをいくつも起こしている事実を重く見ているとロイター通信が伝えている。

ウォール・オブ・サウンドと呼ばれるサウンドを作り上げ、1960年代に数々のヒット曲を送り出した名プロデューサーとして知られるフィルだが、2003年2月にその日知り合った女優ラナ・クラークソンがフィル宅で口部への銃撃で死亡するという事件が発覚。2007年に行われた第1審では陪審の意見が割れて評決不能となり裁判は未決となった。2008年に始まった第2審では有罪判決が下り、2009年9月にフィルは実刑19年以上を言い渡された。

(c) NME.COM / IPC Media 2011
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