KSK(けーえすけー、けーすけ)とは、西横浜に存在したゲームセンター「Gamer's Vision」の店長であり、有限会社ゲーマーズビジョンの社長であり、生放送主であり、タレントであり、配信プロデューサーであり、映画俳優であり、不敗神話を誇る伝説のゲーマーである。
- 不敗神話を誇る伝説のゲーマー
- ラブリー恵介リンク (この記事へのリダイレクト)
の2つがある。前者は以前より不敗神話をベースにした動画に対して使用され、後者は後述する「エピソード」内の事件が明るみに出た後、急速に関連動画へ張られている。
概要
日本のどこにあるのかわからない格闘ゲーム道場の総師範らしい。
ちなみに総師範の由来は、2006年に日本テレビが放映した「唐沢寿明Presents 記憶のチカラIII」にKSKが出演した際、ヌキによる紹介を元に日本テレビ側がつけた冠である。
横浜を活動拠点とし、ゲームセンター経営(2003年~2010年)・動画配信・大会運営などを通じて格闘ゲームの普及・振興活動を行っている。日本最大の格闘ゲーム大会「闘劇」の実行委員・審判長を務めていた時期もある。また格闘ゲーム大会「GODSGARDEN」の主催を、共同主催者である稲葉氏と共に務めている。一時期、後述する自身周辺の状況変化により主催者から退いていたが、2011年5月6日を持って主催に復帰した。現在は再び主催を退いている模様。
現在、Twitch.TVとニコニコ動画・ユーザー生放送にて「顔TV!」「裏・顔TV!」という、格闘ゲームを中心とした番組の配信を行っている他、後述する自身のコミュニティ「総師範KSK」などで、さまざまな配信を実施している。公式を含む各種ニコ生番組に生主として出演する機会も多い。格闘ゲーム界における配信のパイオニア的存在であり、「配信戦国時代」の到来を早くから予言していた。これまで多くのゲームプレイヤーを配信へと勧誘してきており、その技術的サポートも行っている。
プレイヤーとしては過去にEVO 2003年大会において第3位(ストリートファイターIII 3rd Strike)になったほどの実力を持ち、ストリートファイター4シリーズや鉄拳シリーズでも中~上級者のレベルにある。近年は裏方としての活動がメインになっているものの、いわゆる「不敗神話」を軸とした、数々のエピソードで親しまれている。
ストリートファイターIII 3rd Strikeでの持ちキャラはアレックス。肘ブロッキング確認レイド、リープガードされ確認レイド、ヒット確信ヒザ、幻影陣中の相手にいきなりEXスタンプ、下段ブロッキングからのエアスタンピードなど、有り得ないファンタジックな動きで人々を魅了してくれる。それ故ファンも多い。
ストリートファイターIV、スーパーストリートファイターIVでの使用キャラはアベル。スパIVでも彼のあり得ないファンタジックな動きは健在で、特にアベルにおける「コマ投げ」の多用は数多のプレイ動画などで遺憾なく発揮され、彼の代名詞となった。 その結果「コマ投げのお化け」の異名を手にしており、ゲーム実況プレイヤーであるせんとすが主催した「せんとすカーニバル」でも、この異名からさらに進化した「不敗神話のお化け」と共にKSKが紹介されている。
2012年4月に行われた第2回TOPANGAチャリティーカップでは、ダンの必勝無頼拳に絶妙のタイミングで無我を合わせて返り討ちに遭うという離れ業を見せ、会場を大いに盛り上げた。
要するに、いじられキャラである。
そのあんまりにもな顔のデカさから、ついたあだ名は「顔」。
またネットを中心に「オワコン今井」、略して「オワイ」の異名でも呼ばれる(今井はKSKの本名「今井恵介」から)。 詳細は後述する。
2006年に日本テレビの番組へ出演して以降、映像メディアやウェブ系ニュースメディアにも度々登場している。MONDO21で放送された「ゲーマーズ甲子園」では準レギュラー的扱いを受け、ウメハラ、ときどらゲーマーと共にたびたび出演、この時からすでに「格闘ゲームの総師範」というキャッチフレーズがついていた。
また、ニコニコ公式生放送「ゲームのじかん」では格闘ゲームコーナーの監修を務めた。2010年頃に行われていた「かよぽりす・PP5,000への道!」では、KSKにより召還された「刺客」が次々に登場しかよぽりすと対戦、また11月4日の放送ではKSKが自ら番組に登場し、かよぽりす及び運営参号とオフライン対戦を行った。その後もたびたび同番組に出演。
昨今では4gamer.netの格闘ゲーム記事において頻繁に登場。著名ゲーマーとのスパIVAE鼎談特集や、こくじんと繰り広げたストIII 3rd OEの対戦記事は記憶に新しい。
彼がタレント契約を締結したことで、今後メディアへの出演は増える…かもしれない。
格闘ゲームシーンにおいて唯一無二とも言うべき、人間味あふれる数多くのエピソードの数々と、巨額の負債を抱え、自身のプライベートをなげうってまで突進し続ける格闘ゲームへの真摯かつ壮絶な姿勢、そして、「暇さえあればウメスレをチェックしている」と豪語するほどのエゴサーチっぷりによって鍛え抜かれた「人間離れした対煽り耐性の高さ」故か、熱狂的な数多くのファンとアンチを持つ。
そんな彼の真の魅力は、下記の「エピソード」を一読すれば、一発で理解できるであろう。
近況
「総師範KSK」コミュニティ開設
2011年、総師範KSKはこれまで裏・顔TV!を配信している「GODSGARDEN」コミュニティに加え、「ひっそりと一人でボソボソっと雑談配信したい」との思いから、1月19日に一切の告知を行わずこっそりと個人のコミュニティ「総師範KSK」を開設。これに伴い個人のアカウント「総師範KSK」も新たに取得した。
しかし、早速熱狂的なリスナーが目ざとくそのコミュニティを見つけてしまい、GODSGARDENコミュの掲示板に投稿。さらにKSK本人が自ら裏・顔TV!及び顔TVにてその存在をうっかり公にしてしまったため、怒涛の勢いでコミュニティの参加人数が増加。開設からわずか4日でレベルが33に到達してしまった(現在はLv100をオーバー)。
そして1月25日、掲示板にてリスナーが配信を待ちわびる中、総師範KSKはついに彼単独の雑談配信「テスト放送」を午前11時57分、平日昼間という時間帯にて実施した。
その内容はKSKの近況のみに留まらず、真摯に彼自身の壮絶な半生を淡々とつぶやいていくという、これまでの顔TV!では一切見せることのなかったスタイルであった。さらにKSKはコミュニティの紹介欄にて彼の家族構成及び現況までもをぶっぱするなど、彼の普段の風情とは180度違った、非常に思い切ったスタンスを見せた。
Gamer's Visionと自宅の消滅、そして「復活への道」へ
KSKが自身のコミュにて単独配信を続けていた2011年2月。KSKはその単独配信において以下の告白をした。
- ゲームセンターとしての営業を終了したGamer's Visionの再開の目処が、現時点でも立っていない
- 再起自体を諦めていない。引き続き再開へ向けた努力を続ける
しかし、彼の努力は残念ながら実らなかった。
2月26日未明、顔TV!配信にマゴ、ときど、稲葉央明の3名が登場(KSKは登場せず)し、Gamer's Vision及びKSKの自宅が2月いっぱいで使用不可能(退去)になること、GODSGARDENの主催から一時離れること、及び顔TVの定期配信を一時休止することを公表。
さらに翌週の3月5日未明には、顔TVのUstreamチャンネルにおいて突然「GODSGARDEN番外編 不敗神話の真実3」と称される動画が公開された(下の動画は別途有志がニコニコ動画に投稿したもの)。
この動画公開が終了した後、GODSGARDENコミュにおける配信「裏・顔TV?」にKSKが登場し、現在の心境を吐露。その後稲葉氏も配信に参加し、GODSGARDENの今後やKSK自身の今後を交えながら、普段の顔TV!と変わらないテンションで6時間に及ぶ配信を実施した。
Gamer's Vision終焉についての詳細は、「Gamer's Vision」記事を参照されたい。
しかし、これほどの逆境においても、諦めるKSKではなかった。
稲葉氏らが顔TVで現状を報告した2月26日にはカプコンが主催した「スパIVAEキャラバン(高田馬場)」に姿を見せた他、Twitter及びKSKコミュの掲示板などにメッセージを残し、自身の健康に問題がないこと、新居を借りるべく行動を開始したことなどをアピールした。
Vision及び自宅から退去してからわずか2日後の3月2日、新しいアルバイト先となった神奈川県・関内駅近くのイベントバー「NOIR」より、KSKコミュからのニコ生配信「テスト放送」を実施した。
4月14日深夜には、新居からWiMAXを使用し配信を敢行、現在の状況について語った。
配信によれば、すでに新居となる賃貸物件の契約が完了しており、入居も完了した。現在はKSK、がっきー、かみちゃん、及びもう1名とルームシェアをしているとのこと。
配信の時点ではネット回線の工事待ち(4月末を予定)で、工事が完了次第、自宅からの本格的な配信を実施する予定であると言明した。
- マゴが結成した「TOPANGA」については事前に知らされていなかった。おそらく、自分(KSK)の状況を慮った上で連絡をしなかったのだろうと理解している。4月23日のイベントも所用などにより行くことが出来ない。なお、ときどはついさっき(上記配信の直前)まで家にいた。
- 現在Gamer's Vision関連の残務処理を行っている最中。銀行からの融資については返済についての話し合いが完了した。その他に片付けるべきことが多くある。仕事については現在も探している。
- Visionにあったゲーム機(おそらく家庭用)はほぼ新居に持ち込んだ。顔TV、裏・顔TVについてどうするかはまだ決めていないが、まずはネット回線の工事を待ちたい。
- 4月30日に開催される神奈川vs千葉対抗戦37on37には参加する(神奈川側のアベル代表、および当日のパーソナリティとして選出)。
- (TOPANGA-TV、その他プレイヤー側配信について)格ゲーの配信が増えるのは良いことだと思っている。昔はプレイヤー側の配信は少なかったが、現在はときど、マゴ、月宮紀柳、ふり~だ、魔法少女ざんぎたん・あくあ、えいた、と多くのプレイヤーが配信をするようになった。選択肢が多くあった方が楽しいし、その方が相応しい。顔TVをしていく中で、こうなればいいなあと漠然に思っていたことだから、今の状況は素直に嬉しい。
- (GODSGARDENへの復帰について)今はGamer's Visionの残務処理のこともある。とにかく顔TVの再開が見えない限りはなんとも言えない。稲葉央明とは会って話をした。髪型が大木凡人になっていてビックリした。
このころから、Vision消滅に至る経緯になぞらえて、配信中にKSKのことを「オワコン今井」と煽るリスナーが続出。
しかし、ここでもKSKは、「俺の野望は始まってもいねえからオワコンとか言うな!」などと応じたり、逆に「こんばんわ、オワコン今井です」と挨拶してみせるなど、自身に向けられた野次をフル活用。結果として「オワコン今井」が自身の新たな異名となるまでに定着させてしまった。
一方、3月30日にはしばらく監修から離れていた「ゲームのじかん」にスペシャルゲストとして登場し、健在振りを視聴者に示した他、かよぽりす、運営参号とマブカプ3で対戦した。
KSK、GODS・顔TVへ復帰成る
5月5日深夜。KSKは久しぶりとなる「裏・顔TV!」の配信を、ネット工事が完了した新しい自身の自宅から実施。また翌6日には本家である「顔TV!」の復活配信を敢行し、顔TV!の再開を発表した。またこの配信においてGODSGARDENへの復帰を明言。生業を続けていく傍ら、GODSGARDENの運営へ正式に再び参画することを明らかにした。
また、翌7日には神奈川・横浜「BAY JUNGLE」で行われたイベント「MUSACI presents BATTLE 7777 Final」に、審査員+ニコニコ生放送配信担当として登場した。
この前に行われた個人配信にてKSKは「ニコニコ生放送での配信を見た先方から仕事として配信のコンサルティング、及び『放送・配信の観点からの審査』を依頼された」と述べ、生放送主としてのこれまでの実績が仕事へ結実したことを明かしている。
※上記生放送はトラブルのため途中まで無音・無映像。その後枠の取り直し・再予約を経て配信を実施した。上記配信については総師範KSKコミュニティの生放送履歴を参照されたい。
KSK、まさかの俳優・タレント・プロデューサー業進出
5月18日のこと。
5月22日に公開されたニコ生映画第2弾「Y Do You Step」(関口健仁監督、主演:Backass)において、「社長」役で出演することが予告編動画にて明かされた。自主制作、かつニコニコ動画での公開ではあるが、KSKはついに映画俳優としての実績を手に入れることになった。
映画本編では、うわさを聞きつけたリスナーがKSKの登場を弾幕で迎え撃つ。
「KSK! KSK!」「今井はよ」の弾幕が画面を埋め尽くすなか、KSKは颯爽と登場し社長役を熱演した。
KSKの怪進撃は止まらない。
6月28日に総師範コミュにて行われた配信「総師範雑談」において、KSKは以下について公表した。
- 芸能事務所「有限会社アットマークライブ」にスカウトされた結果、所属することになった。
※ アットマークライブは横浜BAY JUNGLE、ノワールなどを経営している芸能事務所。 親会社の「株式会社アルファジャパンプロモーション」には現在ザ・グレート・サスケ、ショー・フナキらが所属している。 - これにより、タレント及び放送・配信関連のプロデューサーとして活動することになった。
- アットマークライブの社長である小池隆一郎(ディスラーBと同一人物との説があるが、定かではない)氏と共に、プロジェクト「フェイス・ナイン」に関わることになった。小池氏と共に配信も行っていくつもりである。
※ 小池氏は上記アルファジャパンプロモーションの取締役を務めている。小池氏のブログには、KSKとの出会い、およびフェイス・ナインについて記載があるので、気になる方は参照されたい。 - 併せて、過去に務めていた「ノワール(現在リニューアル中)」の運営に関与する予定。前店長の「KENT」と共に運営を行う。
配信では、引き続き格闘ゲーム復興に向けた活動を続けていくことを言明。
- 「全く関係の無い分野に自分が出て行くことで、格闘ゲームの知名度アップや(おそらくGODSへの)スポンサード獲得へ繋げていければ、と思っている」
- 「稲葉氏には話をした。『生活の基盤ができるのはいいことだから、慎重にやってみればいい』と言ってくれた」
- 「ときどやマゴにはまだ話をしていないが、仲は別に悪くないと思っている。配信が別れただけ。彼らのことは応援している」
- 「自身の生活の基盤がなくては格ゲーの活動も配信もできない。まずは自分の生活を安定させることが大事。やっと自分にとっての活動の基盤が築けているのではないかと思う」
と、真摯な面持ちで力強く語った。
小池社長とのエピソードについては、ニコ百記事「ディスラーB」に記載されているので、そちらも参照されたい。
KSK、Fit'sダンスコンテストで渾身のダンスをぶっぱ
さらにKSKは、攻めの一手を打つ。
総師範KSKは、お菓子メーカーであるロッテがオンライン上で開催している「Fit's ダンスコンテスト」への参加を決意。上記「Y do you step」で共演した、有名生主の一人であるEMIとの撮影に挑み、MUSACIコミュの面々と共に投稿動画に登場、彼独特のダンス性能を披露した。
その動画がこちらである→http://www.youtube.com/watch?v=eElG89eFqRM
コンテスト開始からある程度日が経ってからの参戦ながら、KSKやEMIによる告知展開が功を奏したのか、驚異的な勢いで再生回数が増加。一気に首位戦線へ躍り出た。
優勝賞金は100万円。1位にはニコニコ生放送で屈指の知名度を誇る「石川典行」がおり、 1位奪取は並大抵の難易度ではないが、KSKは「賞金がもしもらえたら、そのお金は全て格闘ゲームのために使う」と言明。再生回数増加への協力を呼びかけた。
そして…、奇跡がまた起きた。
首位を独走していた石川典行が、集計期間終了直前になって突然YouTubeによって投稿動画を削除されるという大番狂わせが発生。これにより、KSKとEMIの動画は再生数で1位となり、そのまま集計期間が終了してしまったのだ。
果たして10月1日、結果は確定した。
「総師範KSK、優勝!(再生回数)」
これによりKSKはEMIと賞金100万円を手にすると共に、「フィッツダンスの総師範」の2つ名を手にすることになったのである。
KSK、業界内で「弱いものいじめ」を受ける?
2012年5月20日夜、KSKは突然以下のツイートを行った。
- 「弱いものいじめを受けた。何回目かなぁそろそろ面倒。裏でぐちゃぐちゃ工作すんのやめてくんねーかな?そんなに邪魔か俺が。」
- 「総師範KSKはニコ生公式放送出演禁止の通達を受けました。公式の麻雀放送も出る予定で練習してましたが、なくなりました。前にもありました。誰が裏で糸引いてるかはわかってるんで。マジ頭にきてるんで、こんなツイートでごめんなさい。」
- 「俺が何か悪い事したなら教えて欲しい。マジ納得がいかないんで。ちなみに公式関係でNGが出て出演できなかったのはこれで2回目。ニコ以外で1回。いい加減真相を知りたい。せっかく企画して呼んでくれた人に申し訳ないけど、理由がわからないので説明のしようがない。ホントに申し訳ない。」
同日、格闘ゲームの配信・運営に尽力し、現在は引退している元祖電波実況「がまの油」氏も、「某ツイート」という濁した表現ながらKSKに同調し、業界の現状に警鐘を鳴らす内容のツイートを行っている。
また、ニコニコ公式生放送のスタッフである運営参号が、5月24日配信の「ゲームのじかん」にてこの件について説明を試みている(当該動画は下記動画を参照)。当該配信において運営参号は「KSKが今後ニコ生を出演NGになるようなことはない」と明言した。
その後放送された「顔TV」でも、KSKは(仄めかすような発言をしつつも)明言を避け続けた。そのため、ネット上では様々な憶測が飛び交うこととなった。
2012年6月22日。KSKは同日に配信された顔TV!の冒頭において、この件についてコメントした。
- 今回の件が発生して以降、ここ1ヶ月の間、あまり前に出ないようにしていた
- 今回の件について話し合いを持った結果区切りが付き、出禁の原因となった人物から正式に謝罪文を受け取り、内容について了承した。これにより、ある程度の説明ができるようになった
- 本件の詳細については改めて、別途説明する機会を設けたいと思っている
- 取り急ぎ皆に伝えたいことは、「エンターブレインと闘劇は被害者である」ということ。この問題についてエンターブレイン・闘劇に濡れ衣みたいなものが着せられていたので、それを晴らす目的もあり、ここで説明させて頂いた。エンターブレインとはこのコメントについて話し合いが済んでいる。
- 今回、自分がこの件についてツイートしなければ、この問題が明らかにならず、ニコ生の出禁処置は解除されなかった。それだけこの問題は大変、かつ複雑だった
その後、KSKは8月19日にガジェット通信チャンネルで配信されたイベント「ゲーム実況ナイトSP」(お台場・東京カルチャーカルチャー)へかずのこ(格闘ゲームプレイヤー)と共に出演(ニコニコチャンネルへの復帰)。
そして9月20日、KSKはニコニコ公式生放送「スロバカ #1」へヌキと共に出演し、晴れて公式生放送への復帰を果たした。さらに9月25日には「ストリートファイター 25周年記念公式大会 格闘秋祭り ~トーナメント抽選会~」へふり~~だと共に出演し、司会進行を務めている。
この事件について、ニコニコ生放送においてKSKと関係ある人々が以下の動画で説明をしているが、その内容は具体的ではない。正確な情報であるという保証もない。業界内に何らかの確執が存在することは確実だと言えるだろうが、KSK自身が名指しを避けている以上、全貌が明らかになるまでには時間を要する可能性が高い。今後の進展を見守りたい。
(22:40~)
エピソード
2010年に入ってから、総師範KSKの「武勇伝」とも言うべき事件の数々が明るみになり、視聴者に一筋の心地よい風をもたらした。代表的なものに「EVOトイレ事件」と「『自分は強くないとは言わない』事件」がある。その後も、有名格闘ゲームプレイヤーたちによる配信が活発になるにつれ続々と過去・現在のエピソードが明らかにされている。
EVOトイレ事件
とある年のこと。アメリカで開催された大会「Evolution」に総師範KSKとこくじんが出場した。当時KSKとこくじんはストリートファイターIII 3rd Strikeにおいて有名プレイヤーであり、実績も兼ね備えていた。特にKSKは本気で優勝を狙うと公言しており、周囲のプレイヤー達に渡米を思い止まるよう忠告していたほどであった。その最中に起こった出来事である。
試合前、こくじんが大会会場のトイレに立ち寄って用を足していた(もちろん大の方)ところ、そこにKSKがいた。
KSKはこくじんが個室に入っているのを見つけるや否や、神妙な面持ちでこくじんに語りかける。
KSK「トーナメント表、見てきた」
こくじん「お、どうでした?」
KSK「俺とお前……、ベスト16で当たる!」
こくじん「!」
KSK「でも俺、負ける気ないから…、ひょっとしたら、ワンチャンあるかもよ?」
こくじん「KSKさんがそのつもりでも、俺はまだ負けないですから!」
KSK「どっちが負けても、気持ちよく応援しようぜ!」
当時、6:4ぐらいでKSKに勝ち越していたこくじんは、KSKが勝ち残ることを信じ、KSKが闘う試合会場へと向かったのだが、そこでこくじんが見たものは…。
当時3rdを始めてまだ2日目、というRF(格闘ゲームプレイヤー)に惨敗し、顔を真っ赤にしてうなだれるKSKの姿だった。
その後RFと対戦したこくじんは触られもせずに勝利(ほぼPP)。
さらに、KSKとこくじんの元にRFが現れ、
RF
(KSKに)
「なんか、勝っちゃってすいませんでした…」
「あの…、負けたほうが、よかったですかね…?」
(こくじんに)
「いやー、さすがに3rdやってる人には勝てませーーん!」
と言われてしまったのであった。
当事件の詳細は、「ミスター真実」ことがっきー氏による漫画に記されている。
また当事者による当時の回顧動画は以下を参照のこと。
『自分は強くないとは言わない』事件
ある日の「顔TV」でのこと。KSKが缶コーヒーを買いに外に出ている間、顔TVに出演していたときどから、視聴者に向かってこんな話がもたらされた。
「KSKが12年前に執筆した、ストリートファイターIII 2ndの攻略をテーマとした同人誌がゲーマーズビジョンで見つかった」 「その中のあとがきにある、KSKによる文章がヒドイ」
マゴはこの話題にすばやく反応。「是非見たい」「次の顔TVで公開しよう」と盛り上がり、EVOからKSKが帰国した後に顔TVで披露する、ということになった。
その後、EVO開催直後に行われた「顔TV改めマゴTV」にてこくじんが「絶対公開しろよ!」と煽り、さらには稲葉氏によってこの同人誌に関する動画が公開されるなど、盛り上がりは最高潮に。
GODSGARDEN公式として公開された、その動画はこちらである(登場している人物の服装や面子などから、5月に行われたニコニコ生放送「スーパーストリートファイターIV オンライン対戦会」の配信日に撮影されたものと思われる)。
すでに2ちゃんねるのウメスレには、同人誌を所有している有志によりKSKが記した文章の全文が晒されており、あとはKSKがどのような反応をするのか、皆がその結果に注目した。
同日深夜の顔TV。問題の同人誌にある全文は、ときどによりついにKSKの眼前で朗読された。
その顛末は…、以下の動画を見て、あなた自身が体感して欲しい。
ドラゴンクエスト10永久BAN事件
総師範KSK ?@soushihan_ksk
ドラクエ10のアカウント永久停止された。停止されるような事はまったく身に覚えがないのでスクエニのサポートに連絡したところ
再調査しますのでお待ちをと言われたのが昨日の夕方。で、今朝?俺のレンダーヒルズ消されたらしい。スクエニからの連絡を待ちます。
後のスクエニからの回答や、やり取りなどは本人のブロマガを参照(コメントも)
つまりはこうである「やくそうを高額で売ってたらRMT業者が買ってた」
当人曰く”ネタ”のつもりで販売したそうだが、個々で売買できるシステムを使い安いアイテムを高額で販売するというのはRMTではよく使われる手段である
また氏の説明通りなら、1年4ヶ月にわたり5回もRMT業者に依頼してまで”やくそう”を買った熱心なユーザーが居たわけであるが、そもそも事が明るみになったきっかけは氏がレンダーヒルズを購入したこと(ゲーム内の高額の物件、購入者は過去のログを徹底的に洗われる)であり、購入していない場合永遠に発覚しないことも十分にありえた。
さらには、過去に”はぐれメタルを回線の抜き差しをして増やす”という行為(所謂DUPE)で時限BANを食らっていたことも露呈。
RMTに関しての事実は実際のところ当事者同士にしかわからず、またゲームによって認めているものも存在するが
DUPEはおよそ全てのオンラインゲームにおいて禁止されており、発覚すれば重い罰を受ける行為である。
ちなみに、この永久BANは当該のアカウントだけに対して行われたものではなく「総師範KSK」に対してされたものであり、たとえ氏が別のアカウントを新規に作ったとしても使用者が発覚した時点でBANされるほど重いものである。
ところで、氏をスポンサードしているG-tune(マウスコンピューター)はゲーミングPCを専門に扱うBTOメーカーであり、数々の推奨モデルを販売しているが(過去にはDQ10推奨モデルも有り)今のところ契約に影響はないようである。メーカーにとっては大した問題では無いようだ。
そのほかのエピソードとして
- KSKは一時自らの職業を「ウェブデザイナー」と名乗っていたが、実際は「ハンゲーム」で遊んでいただけだった事件(顔TVにてこくじんが告白)
※なお、KSKはウェブデザインの専門学校に通い、実際にウェブデザイン会社に勤務していた(月給10万円)ことを別途告白しており、職業を詐称していたわけではない。 - EVOLUTION 2010において、KSK自身もスパIV部門にエントリーしたが、試合会場にLAN環境がないためにホテルに戻ってツイッターを更新している間に初戦が終了してしまい(不戦敗)、さらにルーザーズに回った1回戦でいいところなく敗れ、不敗神話を守った事件(顔TVにてときどが告白)
- 「突発配信! 顔ポリスTV」において、まだスパIV歴がとても短いかよぽりすとKSKが対戦することになったものの、早くも格ゲーセンスをフルに発揮したかよぽりすに対して全敗(それだけかよぽりすの地力が高いという証左でもあるのだが)し、その対戦中ありとあらゆる言い訳をぶっぱし続け、最終的には「肘の調子が悪い」「本当はもっと強いんだけどなあ」と思わず漏らしてしまった事件
などがある。
さらに9月24日には、ストIII時代のKSKを良く知る稀代の強豪「メスター」が登場し、GODSGARDENのインタビューに応えるという動画がGODS公式動画として公開され、さらなるエピソードが暴露された。
それによれば、
- 「自分が強くないとは言わない事件」で言及された、「ストIII 2ndのシステムを知る6人」の中でKSKは最下位に位置し、7人目は存在しなかった事件
- 一時期ホストクラブのホストを務めていた、というのは、実際は飲み要員として務めていただけでキャッチを卒業できずに辞めていた事件
- KSKが悪徳商法に引っかかり、ラッセンの絵画を70万で買わされ、周囲に「騙されてるよ」と指摘されながらも5年もの間「騙されてない!」といい続けた挙句、5年後に「騙されてもいいんだよ!」と逆ギレしながら渋々認めた→実際に購入したのはマーティロ・マヌキアンの「明日への約束」という絵画で、購入価格は100万円、さらに現在のオークション実勢価格が1万5千円程度であり、挙句の果てに「2枚目の購入を真剣に検討していたが、ショッピングローンの枠がなかったために購入を断念した」とKSK本人が告白した事件
などがあり、枚挙に暇がない。
さらにこれらのエピソードに呼応する形で、
- 「顔TV!」内にてレトロゲーム(カプエス1)のプレイを行っていた際、その場の流れからストIII 2ndをプレイしよう、という話になり、最初は「あ、やる?」と強がりつつも不安な表情を見せながら承諾。
ドリームキャストを使用したがソフトがなかなか起動せず、起動しない度に「あー、2ndさえやれたらなー」「ボッコボコにしてやったんだけどなー」「読み込まないんじゃ仕方ないよー」「残念! マゴとときどを血祭りにしてやろうと思ったんだけど」「プレイさえできればもう、大変なことになってましたから!」「もう武者震いが止まらねえ」などと散々強がったものの、起動した途端にうなだれるKSK。
さらに実際に行われたときど(パッド使用)との対戦で全くいいところなく4連敗(しかもKSKはスティックを使用、最後はまさかの『1ラウンドで2回ピヨリ』)、対戦中は「カメラが気になる」「体調が悪くなってきた、おなか痛い」「配信止めて」といつものように言い訳をぶっぱしつづけ、挙句の果てにはマゴに「2ndの頃は今のお前(マゴ)みたいなもんだったよ」「相手探すの必死だったんだよなー」「2ndは荒らすとかそういうゲームじゃなかった。読みあいなんてもんじゃない。詰め将棋みたいなもの」などと豪語していたことをマゴ自身に暴露され、不敗神話を守った事件
も発生。エピソードがさらなるエピソードを生む状況にまでなっている。
このように総師範KSKは数多くのエピソードを持っており、その注目度は、いろいろな意味で極まった感がある。
しかし。このことだけは決して忘れてはならない。
総師範KSKは格闘ゲームを盛り上げるため、身を粉にして様々な活動を行ってきた。
GODSGARDENの開催、ゲーマーズビジョンの経営、顔TVの配信……。すべては格闘ゲームの灯を消さないがため、すべては格闘ゲームの未来を守るがため。
その尽力がいかに壮絶なものなのかは、稲葉、こくじん、ときど、マゴらが、時には冗談を交えながら、そして時には真摯な面持ちで、これまで幾度と無く赤裸々に語っている。
KSKへの、最大級の感謝の念と共に。
負けるな、KSK! くじけるな、KSK!
KSKの不敗神話は、我々の心を癒しながら、果てしなく続くのである。
主な大会戦績
- Evolution 2003 ストリートファイターIII 3rd 第3位(アレックス) ※1位はKO、2位はウメハラだった。
- ストリートファイターIII 3rd 第七回クーペレーションカップ 準優勝(アレックス)
- 総師範スタンピート祭り(KSK/こくじん/ボス/ももち/松田)
- ストリートファイターIII 3rd 刃万博 優勝(アレックス) 総師範半ズボン祭り(KSK/キーパー/ときど)
- 第2回TOPANGAチャリティーカップ 準優勝 顔TV!(総師範KSK/なるお/かずのこ/板橋ザンギエフ/猫舌)
関連動画
不敗神話Tシャツ
関連コミュニティ
関連項目
- Gamer's Vision
- 顔TV
- ときど
- マゴ
- こくじん
- かみちゃん
- まりを
- レン(格闘ゲームプレイヤー)
- かずのこ(格闘ゲームプレイヤー)
- なるお
- 猫舌(格闘ゲームプレイヤー)
- 板橋ザンギエフ
- ディスラーB
- GODSGARDEN
- 闘劇
- 顔ゲーム
- 格闘ゲームプレイヤーの一覧
- 旧ブログ「格闘ゲーム道場日誌」
- 現ブログ「何を考えているのかわからない」 Powered by AMEBA
- 総師範KSKのツイッター
- Wikipedia記事「総師範KSK」
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