荒木飛呂彦の「ホラー映画論」、自作に影響を与えてきた世界を一冊に。

2011/06/16 10:26 Written by ナリナリ編集部

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マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の作者・荒木飛呂彦が独自のホラー映画論を展開する書籍「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」が、集英社から6月17日に発売される。価格は798円(税込み)。

荒木がホラー映画に入れ込むようになったのは、中学生のときに出会った「エクソシスト」がきっかけ。以降、「あらゆる映画の中でホラー映画ほど面白いものはない」との考えに至り、自らが描くマンガ作品にもホラー映画から学んだ要素を遺憾なく発揮してきた。

そんな荒木が自身の創作との関係を交えながら、作品の分析や映画論を展開するのが、今回発売される「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」だ。巻頭には「荒木飛呂彦が選ぶホラー映画 Best20」も収録され、どのような作品が荒木に影響を与えてきたのかも分かる。

ちなみに、荒木はホラー映画を観ると「癒される」そう。そこまで入れ込むのは、「ホラー映画が、人間が成長し、文化を発展させていく上で欠かせない要素を持ち合わせているから」で、そのためにも「ホラー映画は『ひたすら人を怖がらせる』べく作られていなければいけない」という。累計発行部数7,500万部を超える「ジョジョの奇妙な冒険」にも色濃く影響を与えている荒木のホラー映画論、ファン必読の一冊となりそうだ。

章立ては、「まえがき モダンホラー映画への招待」「第一章 ゾンビ映画」「第二章 『田舎に行ったら襲われた』系ホラー」「第三章 ビザール殺人鬼映画」「第四章 スティーブン・キング・オブ・ホラー」「第五章 SFホラー映画」「第六章 アニマルホラー」「第七章 構築系ホラー」「第八章 不条理ホラー」「第九章 悪魔・怨霊ホラー」「第一〇章 ホラー・オン・ボーダー」「あとがき」。

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