奈井江町出身で、アメリカの南インディアナ大学で日本文化論を教える鴻池淑子さんが、江南小学校と奈井江商業高校で、「里帰り授業」を行いました。
きっかけは、3 月に発生した東日本大震災。日本や奈井江町のために何かしたいと強く思ったそうです。
東北の人々が助け合い、首都圏でも誰一人、粗暴な行動を取ることなく秩序が保たれていることに多くのアメリカ人が驚き、称賛したそうです。
「こういった日本の文化を奈井江町の子どもたちは理解しているだろうか。そして、それをきちんと人に伝えることができるだろうか――」
授業では、こういったエピソードのほか、バースディケーキの違い、箱型ティシュに見られる環境への意識の違いなどに触れ、子どもたちに「あなたたちが自然と身につけている日本文化が、いかに素晴らしいかを知ってください」と訴えていました。