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長谷部、川島…復興支援へ、欧州組が集結

[ 2011年5月13日 06:00 ]

 日本代表のMF長谷部誠(27=ボルフスブルク)、GK川島永嗣(28=リールセ)ら欧州組が28日に東日本大震災の被災地を訪れ、サッカー教室などの復興支援を計画していることが12日、分かった。MF長谷部らが率先して計画を進めているもので、現在は開催地や支援活動の詳細を詰めている状況という。

 待ちに待った復興支援の実現だ。3月29日には大阪で日本代表とJリーグ選抜との慈善試合を開催したが、長谷部はじめ誰もが被災地への訪問を切望した。欧州のリーグは5月中旬に終了。29日には、6月1日開幕のキリン杯に向けた日本代表の事前合宿が始動予定。28日は欧州組全体のスケジュールが合致する貴重な機会だった。

 関係者によると、当初は慈善試合も計画していたが、28、29日はJリーグ開催日のため国内組の参加が難しく試合開催は困難。まずはサッカー教室を行うことになった。J2横浜FCのFWカズが「リーグ戦がなければ行きたいよね」と話すように、国内外の垣根を越え、支援の機運が高まっている。

 今回の活動は1回限りではなく、継続的に続けていく方針という。これまでもカズ、小笠原、今野らが被災地を訪れているが、復興支援の輪は欧州組にも広がった。被災地には大きな希望と勇気が届くはずだ。

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2011年5月13日のニュース