総務省は、脳研究とICTの融合分野について、今後重点的に取り組むべき課題及びその推進体制等についての検討を行うことを目的とした「脳とICTに関する懇談会」において、脳科学を用いたICTに関する研究開発項目、研究開発推進方策及び倫理・安全面に関する留意点等について取りまとめを行いましたので公表します。
1.経緯
総務省は、チャレンジド(障がい者)及び高齢者への支援並びに超低消費エネルギー及び不測の事態でも柔軟に対応できる情報通信ネットワークを実現し得るものとして期待されている脳研究とICTの融合分野について、今後重点的に取り組むべき課題及びその推進体制等についての検討を行うことを目的として、平成22年4月30日から「脳とICTに関する懇談会」(主査:柳田 敏雄 大阪大学大学院生命機能研究科 特任教授)を開催し、検討を進めてきました。その検討を踏まえ、総務省では平成22年8月に中間とりまとめを公表し意見募集を行いました。
その後、意見募集の結果も踏まえながら、研究開発の推進体制や留意点について検討を行うとともに、プライバシー情報やシステムとしての安全性等倫理・安全面に関する課題に対して配慮すべき項目についても検討を行い、これらの検討結果をとりまとめました。
2.公表資料